健晃堂

筋肉の緊張は運を逃す

運の良くなる体つくりのために大切なポイント。

・ゆったりとした深い呼吸

・筋肉に柔軟性がある

・頭を空にする空白の時間を持つ

・腸の健康状態を整える

・体を冷やさない

今回は、筋肉の柔軟性の大切さについて、お伝えさせていただきます。

心が恐怖心によって固まれば、体も緊張し固くなります。

反対に、体がゆるゆると柔らかくなれば、心にも柔軟性が出て来ます。

心と体のつながりについての説明は省略させていただきますが、運の良くなる体をつくるためには、特に意識すべき部位があります。

それは、

“太ももの前の筋肉”

スピリチャルカウンセラーの方の話によると、太ももには怒りが溜まりやすいという傾向があるそうです。

太ももを触って固いと感じる時は、気付かないうちに怒りが溜まっているので、マッサージなどで丁寧に緩めてあげると怒りの感情から解放され、現実にも変化が起きるようです。

これは、確かにその通り。

太もものマッサージは、精神的な緊張をかなり和らげる効果があります。

しかし、私はスピリチャルは専門では無いので、その視点からの説明は他に譲ります。

私は、鍼灸師、柔道整復師。

なので、ここでは人体の構造学的な視点からお話しさせていただきます。

まず、太ももの前には大腿四頭筋と呼ばれる筋肉があります。

骨盤から始まり膝のお皿の下に付くこの筋肉には、緊張すると膝を伸ばす作用があります。

座った状態から膝を伸ばし、立ち上がる時に使われる筋肉ですね。

ここで、少し自分の体で試してみて下さい。

立ち上がって、太ももの前の方に意識を向けて力を入れてみましょう。

どうでしょう?

少し後ろに倒れそうな感じがしませんか?

次に、太ももの筋肉に力を入れて膝を伸ばしたまま、前に進んでみて下さい。

いかがでしょう、とても進みにくいのでは?

最後に、ふっと太ももの前の筋肉の力を抜いてみて下さい。

ダラッとしてみましょう。

すると、体が勝手に前に進むのがわかるでしょう。

感じていただいた通り、この筋肉は人が前を向いて進む時には、ブレーキを掛ける役割を果たしている筋肉なのです。

山登りや坂道を歩く時、登りよりも下りの方が辛いと感じた経験はありませんか?

登りにはブレーキは必要ありませんが、下りは重力に引っ張られるままに進むと一気に転げ落ちてしまうので、常にブレーキ筋を働かせなければならないからです。

そして、

結局は何が言いたいのか?

つまり、

体の全身にブレーキを掛ける大腿四頭筋が、緊張して固くなる。

その筋肉からの信号が脳へ伝わる。

脳は体を前進させないような信号を出し、心にも影響する。

気持ちに積極性が無くなる、なかなか動こうとしなくなる。

幸運が廻って来た時に、それを掴み損ねる。

という訳です。

太ももの前の筋肉が固くなっていると、それだけ運を逃がしやすいんですね。

運が良くなる体つくりのためには、素早い行動が出来るような体にしておくことが大切。

知らず知らずのうちに、身体的にも精神的にも全身しようとする時にブレーキを掛けるのが、太ももの前の筋肉。

固くなっていないかどうか、日頃から触って確かめておくことをおすすめします。

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