健晃堂

店舗経営を上手く軌道に乗せる人がやっていること

私は整骨院を経営していたため、今でも身近にいる人は整骨院のオーナーが中心。

他にも飲食店や雑貨屋さんなど、昔からの友達には店舗を持っている人ばかり。

ここ数年以内に知り合った人でも、やはり店の経営者や、昔は店をやっていた人と仲良くなる傾向があります。

似た者は似た者同士で集まるんですね。

これから人口が増える高齢者を対象とした整骨院や介護施設は、厳しいと言いながらも、まだ経営状態は良い方かも知れません。

しかし、一般的に店舗を持っている人、昔やっていた人の実態は、昨日お話した通り。

一方で、業種を問わず、こんな時代でも流行っているお店があるのもまた事実。

店舗経営を上手く軌道に乗せている人達には、ある共通しているポイントがあります。

それは、

“自分のコミュニティー”を持っているかどうか。

自分を中心とした人が楽しめる場を持っているかどうかで、お店が流行るかどうかが決まります。

“アミューズメント”と“コミュニティー”

この二つはこれからの時代、どんな店舗を経営するにしても欠かせません。

自分で店を出し失敗する人の多くは、自分のコミュニティーを作り上げる前に店を出してしまいます。

・人の集まる場を自分で作りたい。

・ホッと安らげる空間を提供したい。

・地域の人達を元気にしたい。

などなど、想いはどれも素晴らしいのですが、それを求めているお客さんは一体誰なのでしょう?

具体的なお客さんの名前と顔が思い浮かばないようであれば、店舗経営は99%失敗します。

なぜなら、今の時代は新規客を一人獲得するためのコストが10年前の10倍以上かかる時代だから。

集客にコストをかけ続けていれば、あっという間に潰れてしまうでしょう。

飲食店、治療院、美容院、リラクゼーションサロンなどは街中に溢れ返っています。

お客さんはどこに行くか選びたい放題。

お店が無くて困っているのではなく、あり過ぎてどこを選べば良いのかわからなくて困っている状態。

そんな中で、自分お店を持ちたいと思って店を出したところで、お客さんに選んでもらうのは並大抵の難しさではありません。

それに対し、流行っているお店のオーナーさんのお話を聞いていると、

“人が何を求めているのか”

ここに常に焦点を当てているのがわかります。

一見すると当たり前のような話ですね。

誰だってお店を出したら、人が求めている商品やサービスを提供しようとするはずです。

ですが、どうやってそれを知るのでしょう?

みんなが悩むところです。

だからこそ、自分を中心に人が集まるコミュニティーが必要。

そこで人の要望を見つけ出し、それらを叶える商品を提供する。

抱える悩みを解決するようなサービスを始める。

それが出来れば、お店の経営も上手く行くのです。

多くの人は、自分の理想を形にするため先にお店を作ってしまいます。

上手く行く人は、先に自分のお客さんを作ります。

お客さんがお店を求めているのであれば、お店を出す。

上手く行く人と行かない人では、この順序が逆なんですね。

お店を持ちたいのであれば、まずは何のお店をするのかを決めるのではなく、自分のコミュニティーを作ることが先。

もしそれが出来ないようであれば、お店を出したところで今の時代、相当厳しい結果になるでしょう。

この順序を間違わないようにしたいものです。

コミュニティーを作るって言っても、どうすればそれが出来るのか?

これにもコツがあります。

また次回お話します。

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