仕事って一体何でしょう?
考えたことがありますか?
とても不思議に思うことがあります。
アフィリエイターとして私は日々、一日も休むことなく仕事をしておりますが、人と会話をしていてよく聞かれることがあります。
「今、仕事はしていないんですか?」
散々仕事の話をした後にこう言われると、「今までの時間を返せ」と思ってしまうのが正直なところです。
サラリーマンに対して「あなたは毎日会社に通っているようだけど、仕事はしていないんですか?」と私が問いかけたら、何と答えるのでしょう?
「会社に行くのが仕事じゃないか、何を訳の分からない質問をしているんだ」
と言いたくなるのでは?
同じように、アフィリエイターとしての活動の全てが私にとっては仕事なのです。
「私だって仕事をしているんだ!」なんてことが言いたい訳ではありません。
仕事とは?
“世の中に何らかの価値を提供すること”
だと私は考えています。
お金を得るための活動が仕事ではないでしょう。
仕事とは“お金を得ること”だと仮定したら?
泥棒、強盗、詐欺、偽札造り、これらも仕事ですか?
そうだという人も居るのでしょうが、私はこれらが仕事だとは思いません。
違法行為ばかりではありません。
給料泥棒、法的には問題なくても詐欺的な商品の販売、若者を洗脳して搾取する仕組み。
これらも私の価値観では仕事ではありません。
反対に専業主婦や母親業に専念している人などはどうでしょう?
お金にはなりませんが、仕事をしていないと言えるでしょうか?
冗談じゃないですよね。
いつの時代でも、一番世の中に大きな価値を提供している存在なのでは?
日本では戦後、終身雇用制度が定着し会社勤めで給料を貰うライフスタイルが一般的になりました。
そのため、仕事をしているとは、
“公務員になるか企業に正社員として勤めること”
この二つだけを指すようになりました。
公務員や大きな会社に正社員として就職すれば一生安泰。
そんな時代がもう完全に終わっている事を否定する人は居ないでしょう。
にもかかわらず人々の意識だけは旧態依然としたままなのは何故?
もちろん今まで通り、公務員や正社員として生きて行くことが出来れば、それはそれで素晴らしい人生を歩めると思います。
ただし、自分の力ではコントロール不可能な大きなリスクへの対策は立てておくべきです。
私は昨年、10年続けた整骨院を閉院しました。
かなり迷いに迷った末での決断でしたが、閉院してから自分が恐ろしい生き方をしていたことに気が付きました。
整骨院の院長と言えば聞こえは良く、社会的にも実際以上に良く評価されることが多かったような気がします。
もちろん今でも細々と施術は続けておりますが、整骨院の院長では無くなってからの私への世間の評価は一気に下がることになります。
時には無職と言われたり、金融機関では今まで経験した事が無いような失礼極まりない対応をされる事も少なくありません。
にもかかわらず、私は二度と昨年までの自分ようなライフスタイルに戻りたくはありません。
店舗を構えると、それだけ固定経費が掛かります。
毎月最低でも固定経費を払うだけの売り上げは上げなければなりません。
整骨院にかかる固定経費などたかが知れている。
昨年まではそう思っていましたが、今思えば決して安くはありません。
考えてみると、普通のサラリーマンの平均的な月収位の固定経費は掛かるんです。
イメージとしては、普通に会社勤めに行き月給を貰って来たとします。
その給料は全額店舗の維持費に充てられることになります。
自分の生活費が無くなるので、仕方なく他の仕事で稼ぐために空いた時間を使います。
そうして心身ともにボロボロになるまで朝から晩まで働き続けることになる。
少々計算は強引で合わない部分もありますが、自分は昨年までこんな生き方をしていたんだなと思うと、本当に恐ろしい気分になるものです。
仕事で店舗を構えるというのは、そういう事です。
同業者間の過当競争も激しい世界でした。
健康保険による収入は減る一方なのに、ライバルは増える一方。
何とかしなければと感じていても、日々精一杯で身動きが取れない。
沈没しかけの船の上で生き残りをかけて壮絶な戦いを繰り広げている状態。
常にこのように感じておりました。
今の私の会社は固定経費がほとんど掛かりません。
ゼロではありませんが、整骨院とは比べ物にならないほど安く済みます。
自分で法人を廃止しない限り、倒産するリスクはほぼ無いと言えるでしょう。
世の中に仕事と認められるもの、社会的に信用されているものは本当に価値がありますか?
自分の人生を豊かにしてくれますか?
仕事って一体何でしょうか?
世の中に価値を提供し、心身ともに健康で社会的にも豊かに生きる。
これが私の理想とする生き方であり、多くの人に提案したいライフスタイルです。
そのため、ゆっくり仕事に対する捉え方を意識する時間を持ってみてはいかがでしょうか?