健晃堂

直感が冴える人・冴えない人

仕事もプライベートも頑張っているのに、何も成長した気がしない。

いつまで経っても思い通りにならない。

このような日々が続くと、いつしか人は向上心を失ってしまいます。

精神的ストレスに耐える日々が続き、肩こりや自律神経失調症で慢性的な不快感に悩むようになります。

背景には、高度情報化社会になり意思決定をする機会が激増したことが原因の一つとお話させていただきました。

何事においても意思決定は素早く行うに越したことはありません。

遅くて良い事は何一つとして無いでしょう。

ストレスに耐え頑張っているのに成長した気がしないと感じる人の特徴の一つが、決断に時間が掛かること。

何事も悩むことが多くストレスを感じてばかりで、行動が少なくなってしまいます。

対して、短期間で大きな成長を遂げる人は、次から次へと意思決定を下し、悩むより行動している時間の方が多いのです。

行動量が違えば当然、感じる成長度合いも変わってしまいます。

行動力がある人は決断力がある人。

決断力がある人は、直感が冴える人です。

意思決定に悩むことなく、行動に多くの時間を当てることが出来るんです。

日々成長を感じて豊かに生きるために、直感が冴える人になりたいですよね。

では、直感が冴える人たちが共通して大切にしている習慣とは?

それは、「情緒的な体験をすること」

何事も素早く判断し次々と行動を開始する人は、時には無駄と思えるような情緒的な体験を大切にしています。

雰囲気のあるお店に行ったり、自然の中に身を置いたり、積極的に非日常体験を味わおうとしてます。

直感が冴えない人には、ただ遊んでいるようにしか見えないでしょう。

決して、無意味に遊んでいる訳ではありません。

高度情報化社会の中で情報の渦に飲み込まれることなく、正しい判断が下せるために、情緒的な体験を大切にしているんです。

非日常的で情緒的な体験をした時のことを思い出してみて下さい。

言葉には出来なくても、色んな感覚が蘇って来るでしょう。

人は脳で物事を判断すると一般的には考えられがちです。

腸や皮膚にも脳と同じように考える力があるという説も昔からあり、最近では様々な研究結果も発表されています。

情緒的な体験は、脳だけでなく皮膚や腸・他の身体全体の細胞が持つ考える力を活性化させると言われています。

・大脳を使った思考

・体の様々な感覚器官で感じる情緒的体験

時間を掛けてこの二つの経験を積み重ねて行くことで、自分独自の感性が磨かれて来ます。

頭で考える習慣に加えて、情緒的な体験を積み上げて行く。

そうすることで研ぎ澄まされた感性が身に付く。

自分独自の感性が磨かれ、理性だけでなく身体全体で物事を瞬時に判断出来る直感が冴えて来る。

このような流れで、冴えた直感は身に付きます。

デジカメで撮った写真や、MP3などの音楽データを思い浮かべてみて下さい。

フィルムカメラで撮った写真やCDの音源と比べ、あまり違いは感じないかも知れません。

しかし、デジカメはどんなに進化してもアナログの画質を超えることは出来ません。

CDの音楽データの容量はMP3の約10倍、つまり10倍の情報が詰まっているんです。

画像や音楽データは、人の視覚や聴覚で認識出来る情報だけを残したもの。

必要な情報は受け取れますが、そこにはあまり情緒は感じないですよね。

今の時代は、様々な情報が圧縮されたデータとして流通するようになりました。

インターネットから膨大な情報を受診することも出来るようになりました。

目や耳から脳へ伝わるので、ネットからの情報を理解することは可能です。

そのため多くの人は考え事をする時、パソコンの前で頭だけで考えてしまいます。

これでは、いつまで経っても直感的に決断を下すことは難しいでしょう。

意思決定の材料となる様々な情報を、身体全体で感じることは出来ないからです。

ネットから得られる情報は、あくまでただのデータでしかないのですから。

パソコンとインターネットだけを使ったビジネスで大金を稼ぎ、豊かな暮らしをしている人も珍しくなくなりました。

こういった人達の非日常的な経験をネット上で見ると、確かにいつも遊んでいるようにしか見えないかもしれません。

そうではありません。

ネット上の情報を操るため日々意識して情緒的な体験を求め、新しい発見をするため感性を磨いているんです。

実際にお会いしてみると、驚くほど人間的な魅力に溢れている人ばかりです。

高度情報化社会によるストレスから身を守る手段の一つとして、直感が冴える人間になる。

非日常的で情緒的な体験を、日常の中に少しでも取り入れるよう、意識してみてはいかがでしょう?

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