健晃堂

意思決定能力を高める方法

肩こり・頭痛・自律神経失調症などを引き起こす大きな原因の一つ。

精神的ストレス。

いつもイライラしたりすぐに怒りを感じる。

不安や恐怖感がいつも消えない。

心に余裕が無い状態が続くと、このような強いストレスを感じることになります。

現代はインターネットの普及による高度情報化社会。

日々数多くの決断を迫られるため、心の余裕を持つのが難しい時代になりました。

心身ともに健康で豊かなライフスタイルの実現には心の余裕は欠かせません。

余裕を持ちストレスに強く生きるには、意思決定能力を高めることが大切。

では、意思決定能力を高めるには?

“体を動かしながら決断することを繰り返す”

一つの考え方として、この方法を提案しています。

何かを決める時には、じっとして考えた方が集中出来るような気がする。

意思決定の場面には、そんなイメージがありますよね。

確かにみんなで体を動かしながら会議をしている様子などは、あまり想像出来ません。

なぜ体を動かしながら決断することが大切なのか?

どういうことか説明させていただきます。

まず人が情報を受け取る大脳の仕組みについてお話します。

人体には病原菌や有毒物などを取り込まないように免疫という機能があります。

体にとって悪影響のある物質が入って来れないようになっているんですね。

ところが物質では無く情報に対しては免疫系は働いてくれません。

良い情報も有害な情報も全て一緒に頭の中に入って来ます。

何が有益な情報で何が有害な情報なのか?

大脳には免疫系のように、これらを判断するメカニズムがありません。

なので、しばしば判断を間違えます。

誤った情報を信じたために大失敗した経験は、多かれ少なかれ誰にでもあるのでは?

このような経験を積み重ねながら人は意思決定能力を身に付けて行きます。

しかし今の時代、それには時間が掛かり過ぎます。

ネットや雑誌などのメディアから次から次へと情報が飛び込んで来る。

直接会う人からも様々な勧誘を受ける。

そのような中、過去の経験に照らし合わせたり、人の意見を聞いてじっくり考えていたのでは結局何も決められません。

決断を先送りすればするほど重くのしかかり、強い精神的ストレスを感じるようになります。

日々の意思決定は素早く行わなければなりません。

ならば、直感で感じたままですぐに判断することが大切。

いくら頭で考えたところで大脳には情報の良し悪しを判断する能力はありません。

直感で決断を下す習慣を付け、日々繰り返すことで“経験知”が積み重なり基準となり、意思決定能力が上がります。

ここで話を戻し、なぜ体を動かしながら決断することが大切なのか?

これについて説明させていただきます。

人が意思決定をするのはより良く生きるためであって、破滅に向かうためではありません。

より良く生きるために役立つのかの判断基準は「快・不快」「好き・嫌い」などです。

例えば、目の前に全く見たことが無い未知の食べ物があるとします。

自分にとって有益な食べ物なのか、食べない方が良い物なのか?

想像してみて下さい。

その食べ物について得られる限りの情報を集め、それを元に頭を使って考えてみる。

どれだけ知識を集め深く考えたとしても、正しい判断が下せるでしょうか?

香りを嗅いでみる、触ってみる、少し味見をしてみる。

その方が食べるかどうかの意思決定はしやすいでしょう。

嗅覚や触覚、味覚などによって人が活きるために持っている感覚が働き始めます。

大脳だけでは無く身体全体が有益かどうかを感じ始めるのです。

生きるために有益かどうかの判断を下しているのは、大脳ではありません。

人の体を作る細胞の一つ一つがこのような“知”を持っていると言われています。

体を動かすという事は、頭だけでなく全身の知能を働かせるということ。

特に人の腸には感じる力があり、大脳以上に考える力があるという説もあります。

意思決定をする場面で体を動かすと言っても、激しいスポーツをする必要はありません。
ジャンプしてみる。

全身の日頃使わない筋肉をストレッチしてみる。

ゆっくり考えてみたい時には散歩に出かけてみる。

それだけで人が本来持っている大脳以外の“知”が活性化され直観力が上がります。

意思決定能力を上げることは本当に難しいことだと感じています。

少しイメージしにくい話かもしれないので、また次回もゆっくりお話させていただきたいと思います。

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