朝の歯磨きをゆっくりすると、一日落ち着いて過ごすことが出来る。
自律神経研究の第一人者、小林弘幸先生の著書の中に、このような話があったのでシェアさせていただきます。
どうしても、朝はバタバタとしてしまいがち。
ゆっくり歯磨きなんかしてるヒマはない!!
多くの人はそう感じるのでは?
ですが、意識してやってみると、意外なほど一日安定した気持ちで過ごす事が出来ます。
いくら朝が時間が無いからと言って、歯磨きをゆっくり出来ないことはないでしょう。
せいぜい2~3分程度の違いにしかなりません。
この僅かな時間、ゆっくりした行動を意識することによって、自律神経の働きが安定します。
それだけで呼吸が安定し、物事を冷静に判断出来るようになるのです。
朝バタバタしてしまうのは、現代では仕方が無い事かも知れません。
しかし、そのバタバタした行動は自律神経の働きを乱します。
やっかいなことに、一度崩れた自律神経のバランスは、なかなか整ってくれません。
心身ともに不安定な状態のまま、一日を過ごす事になってしまいがち。
そうなると、意味も無く不安になったり、イライラしたり、何事にも集中出来なかったり。
出勤前の朝、ゆっくり歯を磨くことを心掛ける。
それだけで、一日安定した状態で過ごせるなら、試してみても損はないでしょう。
そもそも朝は時間が無いと感じるのは錯覚でしかありません。
時間は、朝でも昼でも夜も、同じように流れています。
朝バタバタしてしまうのは、自律神経の働きが安定していないため、気持ちが落ち着いていないから。
車の運転に例えれば、頻繁にギアチェンジをしたりブレーキを掛けたりしている状態。
少しゆっくりとした時間を持ち、そこから落ち着いてギアをゆっくり上げ、後は安定走行。
このようなイメージで、朝のゆっくり歯磨きを試してみてはいかがでしょう。