健晃堂

食後の眠気を防ぐ大切さ

昼食の後はいつも眠くなって困る。

午前中は調子よく働けたのに、午後になると急激に能率が落ちる。

このように感じることはありませんか?

特に人と会う営業などの仕事では、何としても眠さを防ぎたいですよね。

眠気を防ぐためのポイントがあります。

・食事の前にコップ2杯程度の水を飲む。

・出来るだけゆっくり食べる。

・食事の量は腹八分目に。

この点を昼食時には気を付けておきましょう。

そもそも、食事をすると眠くなるのは何故?

理由の一つは、腸での消化吸収のために副交感神経の働きが高まるから。

もう一つは、腸に血液が集まり、脳の血流が不足しエネルギー不足になるから。

主にこの二つです。

なので、食後に多少眠くなるのは仕方がないことかも知れません。

ですが、強烈な眠気は防ぎたいところです。

ここで、自律神経について簡単に説明を加えておきますね。

自律神経とは人の体を自分の意志とは関係なく調節する神経で、交感神経と副交感神経の二つがあります。

交感神経とは、人を興奮させ活動を高める神経。

副交感神経とは、消化や吸収の働きを高める神経で、人をリラックスさせます。

なので副交感神経の働きが高まると眠くなるんですね。

人は食事中には、噛むという動作をしているため交感神経が働き、眠くはなりません。

食後に寝る人は居ても、食べながら寝る人は居ませんよね。

食事が終わると消化活動が始まり、自律神経の働きは交感神経から副交感神経優位に“急転換”します。

この急転換が、強烈な眠さに襲われてしまう原因になるんです。

副交感神経の働きに反動が付いてしまうためです。

そうなってしまうと自分自身ではどうすることも出来ません。

自律神経は自分の意思とは関係なく働くので、気合や根性は何の役にも立ちませんよ!!

急転換を起こさないように、食前・食事中から副交感神経の働きを少しづつ高めていくことが激しい眠気を防ぐためには大切。

食前に水を飲むことで、胃・結腸反射という反射が起こり副交感神経が働き始めます。

ゆっくり食事をすることで、少しづつ副交感神経の働きが高まります。

そうすると、自律神経働きの急転換を防げ、強烈な眠気に襲われることはなくなります。

食事の量も大切。

腹八分目を心がけ、消化吸収に使うエネルギーを減らせば、脳がエネルギー不足になることもありません。

早食いと食べ過ぎは強い眠気のもとになります。

・食事の前にコップ2杯程度の水を飲む。

・出来るだけゆっくり食べる。

・食事の量は腹八分目に。

くれぐれも心がけて下さいね。

しかし、この話をすると必ずこう言う人が現れます。

「早食いは昔から出世する条件とされている、ゆっくりした食事より時間の方が大切。」

もっともな意見ですよね。

私も昔はよくそのような話を聞かされました。

これについては、私はこう考えています。

“時代は変わり、早食いが出世する時代は終わった”

インターネット社会になって以降、時代の変化は以前の7倍のスピードで進むと言われています。

様々な情報が一周にして届く時代です。

それは誰もが“意思決定”をしなければいけない機会が増えたということを意味しています。

意思決定する機会が増えたということは“考える機会”が増えたという事!!

将来に大きくかかわる重要な意思決定。

晩御飯は何を食べようといった些細な意思決定。

様々ありますが、最適な決定は冴えた頭で下さなければなりません。

早食いで眠気に襲われている時に、大切な意思決定が出来るでしょうか?

そう考えると、やはり早食いは改めるべきではないでしょうか?

早食いが出世すると言われたのは、それほど頭を使うことを必要とされていなかった時代の話です。

頭脳労働よりも肉体労働が尊ばれた時代の話。

今は間違いなく頭脳労働の時代です。

ランチの後の眠気を防ぎ、質の高い仕事を行うため。

食事に関する習慣も少し意識してみてはいかがでしょうか?

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