健晃堂

あくびをしよう

仕事中にあくびをしていると、大抵の場合は叱られるか、何も言われなくても周囲の人からは良く思われないでしょう。

学生の頃も授業中にあくびをすると、必ず先生から怒られましたよね!!

でも、人は何のためにあくびをするのでしょう。

その理由の一つは、高まり過ぎた緊張を適度にほぐすため。

ずっとパソコンの前に座り続けていると、どうしても首から上が常に緊張した状態になり、思考も固まり煮詰まった状態になってしまいがちです。

目が疲れて頭も痛くなる!!

そして、知らず知らずのうちに歯軋りをしたり、咀嚼筋と呼ばれる筋肉にも力が入っています。

あまりにも緊張状態が続くと、それを和らげ正常な状態に戻すために、自然とあくびが出るような仕組みになっているんですね。

では、眠たい時にもあくびが出るのはなぜでしょう?

それも首を動かす胸鎖乳突筋と呼ばれる筋肉の緊張をゆるめ、脳に血液が循環しやすくなり、意識をはっきりさせるためと考えられています。

眠気に襲われた時に、無理に頑張って起きていたとしても、その時間はほとんど意識が無かったり人の話を聞けなかったりしませんか?

反対に、大あくびをした後は、何となくスッキリする!!

そんな経験もあるでしょう。

あくびは訓練すれば、自分で意識して出来るようになります。

口をすぼめるようにして、そのまま口をゆっくりと開くようにします。

こめかみの周辺から顎にかけて付いている咀嚼筋をゆっくりと伸ばしストレッチさせると、自然とあくびが出るようになります。

一昔前は、気を引き締めて過ごす事が、充実した人生を送るためには大切な要素でした。

そのために、あくびをすることは、悪い事のように言われていました。

今の時代は逆です。

みんなが必要以上に緊張して、気持ちが引き締まり過ぎています。

こんな時代には、いつでもどこでも大あくびが出来て、常にリラックスしてスッキリした精神状態で過ごすことが出来る。

これも、心身ともに充実した状態を保ち、良い仕事をするための一つのコツです。

肩も凝り、頭が痛く、精神的にもイライラしたり落ち着かない。

そう感じたら時にはすぐに大あくびが出来る。

そんな方法も身に付けておいてはいかがでしょうか?

ですが、やっぱりあまり人が見ていないところで練習しましょうね。

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