骨盤底筋群が心身に与える影響、
存在をイメージする方法や、
緊張を緩める方法を、
お伝えさせていただきました。
今回は筋力を鍛える方法を
お話させていただきます。
骨盤底筋群が緊張し過ぎると
呼吸が浅くなり身体的だけでなく
精神的な健康のバランスも崩れます。
筋力が弱いと
長時間同じ姿勢を維持出来なくて、
腰痛などにつながりがち。
緊張を緩めることと同様に、
筋力を鍛えることも
心身の健康のためにはとても大切。
この筋肉を鍛えるためには、
尾骨を目覚めさせるように
動かしてみましょう。
尾骨とは尻尾の名残のようなもの。
その尻尾を動かしていた筋肉の名残が
骨盤底筋群だとされています。
実際にこの筋肉が柔軟で
充分に筋力があると
尾骨を動かすことが出来ます。
心地良い姿勢で立って、
指先で尾骨に触れてみましょう。
尾骨には骨盤底筋群が付いています。
筋肉をスライドするように縮め、
尾骨を思いっきり前方にスイング
させてみましょう。
次に筋肉を伸ばすイメージで
後ろの方にスイングさせます。
何となくイメージ出来るでしょうか？
尾骨が動くのがわかりますか？
場合によっては筋肉は収縮しても
尾骨の動きは感じられない。
骨盤底筋群の収縮もよくイメージ
出来ないこともあります。
しかし問題ありません。
動きをイメージするだけでも
筋力の強化は可能です。
骨盤底筋群と尾骨の動きを
頭の中で視覚化することと、
小さな動きを積み重ねることで、
少しずつ固まってしまった尾骨は
動きを取り戻します。
ただし、
筋力が低下した骨盤底筋群を
急に鍛え過ぎたり、
固まってしまった状態を
いきなり柔らかくしようとすると、
逆に緊張を強めることになりかねません。
そうなると、
すぐに腰痛になってしまいます。
腰に痛みを感じない程度に
尾骨を動かすトレーニングを
試してみることをおすすめします。
立ったり座ったりするだけでも
自然と骨盤底筋群は鍛えられます。
日常の中の何気ない動作の中で
少し意識するだけで
骨盤底筋群は鍛えられます。
次回、毎日の生活の中で
簡単に意識出来る鍛え方を
いくつか紹介します。