病気ってどういうこと?
健康についての考え方は、
昨日お話しました。
ではその反対の病気とは?
これは実に難しいんですね!
病気についても様々な考え方があり、
正しい答えは無いのかも知れません。
これについて私は、健康と反対の状態、
“肉体的、精神的、社会的に
どこかに満たされない状態があり、
そのままでは元に戻らない状態”
病気とはこのような状態のことでは、
と考えています。
“そのままでは元に戻らない状態”
これが病気かどうかを判断する
一つの基準にしています。
私がよく例に出すのは、
天候が悪い日には、やる気が出ない、
とにかく鬱になって困る。
また体のあちこちが痛い!
という人が居ます。
確かに満たされない状態ではありますが、
ずっと続く訳では無いでしょう。
二日前は天候が優れず、
テンションが上がらなかったという人!
今日は全国的に晴れ空が
広がっているようです。
気分は今日も上向きませんか?
まだ、あちこち痛いですか?
そんなことは無いでしょう。
何もしなくても環境が変われば治るのは、
私は病気だとは考えていません。
ただ単に環境に適応するために
一時的に自律神経のバランスが崩れ、
心身の状態がいつもと違うだけです。
むしろ天気が良くないと鬱になる
体のあちこちが痛くなる、というのは
自律神経が正常に働いている
極めて健康な状態だと言えるでしょう。
病気の話ではありませんが、
昔、元阪神タイガースの金本選手が
こんなことを話してました。
「打撲や捻挫など、
わしにとってはケガじゃない!」
彼は連続フルイニング試合出場の
日本記録が掛かる直前の試合で、
腕にデッドボールを受けました。
しかし翌日の試合では、
片手でヒットを打つといった
離れ業をやってのけました。
また、頭にデッドボールを受け
普通ならそのまま病院に直行するところ
試合に出続け、次の打席でホームランを
放つといった場面も記憶に残っています。
金本選手にとっては普通の人にとっては、
日常生活を送れないような状態でも
病気やケガでは無いんですね。
これは極端な例ですが金本選手は、
肉体的、精神的、社会的に満たされた
健康な人の代表的なモデルだと思います。
金本選手に限らず健康な人は、
なぜ病気やケガをしないのか?
それは全ての基準値が高いからでしょう。
強靭な肉体と精神力だけでなく、
社会性も兼ね備えている。
バランスがとれているだけではダメです。
この三つがバランスを保っていても
すぐに壊れてしまうような
弱いバランスであれば、
ちょっとしたことで病気になりがち。
心と体の健康のバランスを保つには、
社会的にも満たされた状態であることは
とても大切なこと。
そして全ての基準値が上がれば、
簡単にバランスは崩れません。
今まで自分にとって病気だったことが
何でも無い状態に変わります。
ただ、これらの基準値は
すぐに上げられるものではないでしょう。
一歩一歩の積み重ねが大切です。
先ほどの金本選手の例にしても
最初から鉄人だったわけではありません。
新人の頃にはよくケガをしていました。
それに後々プロ野球を代表する
四番バッターになるといったイメージは
全く無かったような気がします。
階段を一歩一歩、
地道に登って行った結果、
歴史に残る大選手になれたのでしょう。
病気にならない健康を手に入れるため、
何か一歩階段を上がることを日々、
意識してみて下さい。