足のむずむずの対策には、夕食は早めに食べることをおススメしました。
それに対して、「これから夜は食べないようにする。」といったお声もいただきました。
矛盾しているようですが、何も食べないというのも場合によっては、むずむずを悪化させてしまいます。
どういう事か説明させていただきますね。
夜になると足がむずむずして辛いのは、血流が悪くなっている状態だとお話しました。
そしてこの時に、自律神経の働きは本来であれば休まるはずの交感神経の働きが強くなっています。
交感神経は血管を収縮させる働きがあり、心も興奮状態になるため、むずむずの不快感が強くなる上に気持ちもリラックスできなくなり寝られなくなります。
その交感神経の働きを休め、リラックスする副交感神経の働きを高めるために重要なのは、“よく食べる事”
消化・吸収などの活動は副交感神経によって支配されています。
なので、よく食べる人は腸の活動を支配している副交感神経の活動が高まり、自然とリラックス出来ているんですね!
副交感神経には血管を広げる働きがあるので、むずむず解消のために血流を良くするには、やはり夜ご飯は食べた方がいいでしょう。
一般的には寝る3時間前に食事を済ませると、寝るころには消化活動も終わり、交感神経の働きも自然と休まってきて、不快感を感じることなく眠りやすくなると言われています。
大切なのは、“寝る直前”に食事をするのは避けるという事!!
遅くまで食事が出来なかった時などには、温かいジャスミンティーか白湯を飲むのがおススメです。
一日仕事を終えた後も、色々と考えることはたくさんありますよね。
こんな時には交感神経の活動が高まったままになっています。
食事をすることで、自然と体が休まる方向に切り替わるよになっています。
何も食べないと神経のスイッチが切り替わらないために、むずむずも余計にひどくなりがちです。
早めの時間であれば、美味しい物をしっかり食べて、ゆっくりと眠れるようにリラックスしてみましょう。