メリハリのある生活を送るために適度な緊張は必要ですが、過度に緊張した状態が続くと、全身の血液の流れが悪くなり冷え症などの原因になります。
緊張をやわらげるためにおすすめなのが手にある労宮(ろうきゅう)というツボです。
このツボは手を握った時、中指の先が当たるところにあります。
日頃から緊張することが多い人は、このツボを少し刺激しただけで痛みがあるので、すぐにわかるでしょう。
ツボの押し方は親指の腹でやさしく、じわ~っと小さな円を描くイメージで刺激しましょう。
東洋医学では緊張している状態は、「気」が上がっている状態と表現されます。
上がった気がへその下の「丹田」に向かって、サラサラと流れるイメージを浮かべながらツボを刺激すると効果的にリラックス効果が得られます。
労宮のツボはあがり症の人にとっても、人前で話す時など緊張しそうな場面で、とても心強い効果を発揮してくれるでしょう。