健晃堂

根本治療が無いなら?

根本的に肩こりなどの不調を
改善する方法なんて無い。

変化に素早く対応する能力を
身に付けることが大切。

そんなこと言われたら、
何やったって無駄ってことじゃないか!

素早く周囲の環境に対応する能力って
そんなことが出来るなら
最初から悩まない!

昨日の話を読んでみて、
そんな気持ちになりませんでしたか?

肩こりなどに悩む人にとっては、
原因を深く追求し、
根本的に改善したいというのは、
当然の望みでしょう。

根本治療が存在しないなら、
何をやっても一時しのぎにしかならず、
あまり意味が無いのでは?

そんなことは絶対にありません!!

ビジネス書などでよく目にする話に
“PDCA”という考え方があります。

Plan 計画
Do 実行
Check 検証
Action 改善・対応

何かの仕事に取り組む時に、
まずは大まかなストーリーを描き、
それらを実行すると結果が出ます。

出た結果を分析・検証して、
更なる改善を繰り返す、というものです。

この考え方を肩こりを改善する
といった目的に当てはめてみましょう。

肩こりを解消するための
何らかの計画を立て実行し、
その結果どうなったかを検証します。

それを元に更に良い方法は無いか、
もっと違った視点は無いか考える。

これらは自然と多くの人が
繰り返しているのでは?

そして、色々実行しているうちに
最初の悩みに戻って来てしまいます。

“同じ事の繰り返し”

多くの人はそう感じてしまいます。

しかし、これは決して
同じことの繰り返しではありません。

PDCAという考え方は図に書くと
P⇒D⇒C⇒A⇒P
を円で表現されることがありますが、

このサイクルは螺旋階段を上がるように
イメージしてみて下さい。

円も螺旋階段も一回りすると、
元居た位置に戻ってしまいます。

だけど螺旋階段の場合は、
一回りした時には、
高さが一段高い位置に居るはずです。

同じことの繰り返しのように思えも、
計画を立て、それを実行してみた分だけ
少し肩こり改善のために
進歩しているということですね。

私は、根本的な治療法など存在しない
とは思っています。

一方で、出回っている様々な治療法が
意味の無い物とは全く考えておりません。

肩こりなどを解消して、
心身ともに健康的な日常を過ごすために、
不調を感じた時の対応として

素早く計画を立て、素早く実行すること!

これが大切だと思っています。

こうすることで、
PDCAの螺旋階段を素早く登ることが出来、
高い位置に辿り着きます。

何度もPDCAを繰り返しているうちに、
姿勢と肩こりの関係、
心と体の密接なつながり、
社会の問題と心のつながり、
経済と健康の関係、

このような様々な関係が感覚で
理解できるようになり、
変化に対して素早い対応が
出来るようになります。

私が根本治療など存在しない
と主張する理由に、
この言葉を使ってしまうと、
それらを実行して
悩みが改善しなかった時に
人は次の行動が起こせなくなるからです。

根本的に改善できる方法を実行したのに、
また元に戻ってしまった・・・

もうこれ以上何もやることはない・・・

結局自分には、
何をやっても無駄だとわかった・・・

こんな気持ちになって
しまうのが根本治療の結論でしょう。

根本治療など最初から存在しない。

全ては変化し続けている。

肩こりなどを改善し
健康的な日々送るには
不調を感じた時にはすぐに対策を立て、
素早く実行することが大切!

それらを何度も繰り返すことで、
感覚が磨かれて来るので
素早い対応が出来るようになる。

螺旋階段を上がるように、
一歩一歩経験を積み、
自分自身や取り巻く環境の変化に
素早く対応できる能力を身に付け、
健康的に過ごせるようになる。

私はこのようなイメージで
日々の健康を意識して
いただきたいと思っています。

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