蒸し暑さが続く今の時期、気を付けなければならないのが熱中症。
熱中症は、体内の熱を発散させる機能が働かなくなり、熱がこもり続けるために起こります。
体内の熱は、汗が蒸発し皮膚が冷却されることで発散されます。
ところが、湿度が高い今の時期は汗が蒸発しにくいため、この仕組みが上手く働きません。
今の季節、熱中症予防によく使われるのが、豊隆（ほうりゅう）のツボ。
このツボは、膝のお皿の下から外くるぶしを結ぶ線の真ん中にあります。
足首を背屈させると、スネの外側に筋肉が盛り上がるのが分かりますか？
豊隆のツボは、この筋肉の外側の位置に取ります。
膝下から足首までの半分の高さで、この辺りかなと思われるところを、あちこちと親指で押さえてみて下さい。
ビリッとひびく場所があるのがわかると思います。
ここが豊隆のツボ。
このツボへの刺激には、湿気と暑さによって体内に溜まった熱を発散させる高い効果があります。
熱中症の予防には、必ずと言って良いほど使われるツボです。
暑さでクラクラし、ボーッとして来た時などにぜ、ぜひ活用してみて下さい。