春先から調子良く突っ走って来たのに、最近急に疲れ気味。
心も体も重だるくて、なかなか動けない。
梅雨時から夏にかけて、このようになることが多々あります。
そんな時に活動エネルギーを回復させるポイントは、骨盤底筋群と呼ばれる部分をゆるめること。
その名の通り骨盤の底を覆う筋肉ですが、働きや構造はかなり複雑なので、ひとまずリラックスの方法を一つ紹介させていただきます。
1、両脚を肩幅に開いて立ちます。
2、両手で臀部にある骨の出っ張り(坐骨結節)に触れます。
3、息を大きく吸い込みながら、軽く体を反らせます。
この時、左右の出っ張りが近付くのを感じてみて下さい。
4、次は、息を吐きながら体を軽く前に倒します。
今度は、出っ張りが離れるのが感じられます。
これを何度か繰り返します。
立った状態での深呼吸に合わせて、左右の臀部の骨の出っ張りが近付いたり離れたりする動きを、はっきりと感じてみて下さい。
この動きを何回か繰り返しているうちに、骨盤底筋群は緩んで来ます。
すると自然と、不思議なほど重だるさも減り、またエネルギーが湧いて来ます。
息を吸いながら、臀部の左右の骨の出っ張りが近付く時は、骨盤底筋群には力が入り縮んでいる状態。
息を吐きながら、骨の出っ張りが離れる時は、筋肉が緩みリラックスしている状態です。
筋肉は、収縮とリラックスがどちらもスムーズに出来るのが理想の状態。
しかし、心も体も疲れて重だるくさを感じるようになると、骨盤底筋群は収縮したままになってしまっています。
すると、骨盤の動きにはロックが掛かり、息を吐き切るための深い呼吸が行えなくなります。
その状態が続くと、新鮮な酸素が全身に行き届かなくなり、さらにエネルギー不足になる悪循環に陥ってしまうのです。
最近、どうしてもやる気が出ない。
疲れ過ぎて動けなくなってしまった。
このように感じていたら。
骨盤の筋肉を緩めながらリラックスを心掛けてみてはいかがでしょう。
すぐに高い効果を実感できる方法です。
ぜひ、参考にしてみて下さい。