それは、良い人になり過ぎること。
良い人を演じ過ぎてしまうと、自律神経のバランスが交感神経に偏ります。
気持は昂ぶり、首から上はずっと緊張状態のまま。
顔の表情も、不自然な笑顔で固まってしまいます。
体内のエネルギーはどんどん上昇する一方、下半身は不足になります。
そして、不快な冷え症がひどくなってしまいます。
円滑な人間関係を保つためには、良い人を演じることも時には必要でしょう。
しかし、やり過ぎは禁物。
心と体のバランスを狂わせてしまいます。
いつもよりも余計に、人に対して気を遣う。
顔は笑っていても、些細なことでイライラしてしまう。
突然、強烈な眠気に襲われる。
もし、そのように感じ始めたら、良い人を演じ過ぎているのかも知れません。
試しに、頬の辺りを指で押さえてみて下さい。
軽く押さえただけで痛みがあるようなら要注意。
表情筋に無理な負荷が掛かり過ぎている証拠です。
こんな時には、軽く優しく頬の周辺をマッサージして、ゆっくりと顔の筋肉の緊張をほぐしてみましょう。
表情筋の緊張がほぐれると、自然とリラックスした気分になれるものです。
そうなると、人前で良い人を演じる必要はありません。
ありのまま、素の笑顔が戻って来るでしょう。
人は作り笑顔をすると、筋肉が緊張し血流が悪くなり、体が冷えます。
反対に、本当の笑顔が多くなると、血流も良くなり体も温まります。
同じ笑顔でも、作り笑顔と自然な笑顔では、心と体に与える影響は大違い。
良い人を演じ過ぎていると感じたら。
少しリラックスタイムを取り、顔の筋肉の緊張をほぐしてあげて下さい。
本当の笑顔が長く続くようになれば、心身のバランスは整い、不快な冷えも防げます。