理由も無く、急に寂しい気持ちになる。
毎日を退屈に感じてしまう。
何をやるのも面倒くさい。
そんな心の根が冷えて、固まったようになってしまったら。
“体を温める”のが一番です。
人の心と体は密接につながっています。
体が温まると、心も温まって来ます。
温泉にゆっくり入ったり、温かいものを食べてみましょう。
心の冷えも、自然と解消されるでしょう。
しかし、今の時代。
電車や建物の中で冷房が入る季節になると、体を冷やすことは避けられません。
冷たい物をつい、飲み過ぎてしまうこともあるでしょう。
どうしても、冷えの原因を避けることが難しい。
ならば、“仙骨に手を当てて”下さい。
仙骨は骨盤の中央で、背骨の下の端にある骨です。
この骨は、様々な不思議な働きをする骨です。
周囲に柔軟性があり仙骨が動きやすい時、人の呼吸は深くゆっくりになります。
それは、全身にエネルギーが回りやすい状態。
逆に、体が冷えて仙骨の周辺が固まってしまうと、呼吸が浅く早くなります。
人が活動するためのエネルギーは、大気中の酸素を血液が体内へ運ぶことで作られます。
ということは、呼吸が浅くなると、人はエネルギー不足になってしまうのですね。
そのために、心まで冷え切ったようになってしまいます。
仙骨にそっと手を置いてみて下さい。
すごく冷えているのが感じられないでしょうか。
この骨の周囲を優しくさすってみて下さい。
ポカポカと温まって来ると、エネルギーが湧き出て来るのが感じられると思います。
心の冷えの解消には、仙骨をさすって温める。
寂しさや、退屈を感じたら。
ぜひ試してみて下さい。