特に理由も無いのに、なぜか落ち着かない。
急に不安になってしまう。
そんなことってありませんか?
このような時の人は、決まってつま先に力が入っています。
安心感・落ち着きを得るためには、この緊張をやわらげなければなりません。
まずは膝を立てて、仰向けに寝転がってみましょう。
次に、意識を踵に向けて、踵から息を吸うようにイメージしながらゆっくりと呼吸してみて下さい。
息を吐く時には、足の裏全体から息を吐くようにイメージしてみましょう。
あくまでイメージです。
あまり難しく考えずに行ってみて下さい。
しばらく続けていると手足が温かくなり、ゆるんで来るのが感じられると思います。
首や後頭部も自然とリラックスして来るのがわかるでしょう。
いつの間にか、つま先の緊張も和らいで来ます。
理由も無く不安になる、落ち着きがなくなる、そんな時の人は、体も浮足立っています。
踵がちゃんと地に着いていない状態です。
心と体は密接につながりあっているもの。
浮足立った体で、気持ちだけを落ち着かせることは出来ません。
一時の安心感は得られてもすぐに元に戻ってしまいます。
心に働きかけるより、体を本来のあるべき姿に戻す方が、落ち着いた精神状態を取り戻すには効果的。
踵で息を吸い込んで、足の裏から吐いてみる。
そのイメージを浮かべながら呼吸を続けていると、本来の踵の感覚が甦ります。
踵の感覚を取り戻すと、しっかりと地に足が着き、浮足立った状態も解消されます。
すると、理由も無い不安感や焦りの気持ちは、自然と消えてしまいます。
心も体も、安心感と落ち着きを得るためのポイントは踵にあります。
訳も無く不安を感じてしまう時に。
ぜひ体感してみて下さい。