話し方がゆっくりになると、言葉選びのミスが少なくなります。
自律神経のバランスが整うので血流が良くなり、思考が冴え、喉や口周りの筋肉にもエネルギーが行き渡り、言葉に詰まることも無くなります。
人は言葉だけでコミュニケーションしているわけでは無いのは、今ではよく知られた話。
ゆっくりと話すことで、言葉数が少なくなるのは何の心配もいりません。
コミュニケーションで大切になるのは、むしろ表情や声の調子。
きちんとした言葉選びを重視することで、人を傷付けたり、人間関係のトラブルは、かなりの確率で防ぐことが出来るでしょう。
しかし、人間は周囲からの影響を強く受けてしまう生き物です。
近くに自律神経の働きのバランスが乱れた人が居ると、それは伝染します。
このような影響を完全に防ぐ方法はありません。
しかも、残念ながら他人をコントロールすることも、まず不可能。
ならば、このような場面では、自分への悪影響を極力食い止めることが大切になります。
周囲の人の影響で、呼吸や感情が乱れ、いつの間にか早口になってしまってると気付いた時には。
“すぐに水を飲む”
これが最も簡単で効果的な対処法。
水を飲むことによる胃腸への刺激は、適度に副交感神経の働きを高めてくれます。
この効果は例えるなら、スピードの出し過ぎで事故を起こしそうになった車にブレーキをかけ、速度を適度に落とすようなもの。
言葉や言い方による事故を防ぐため、口調にブレーキをかけることになります。
人と会う時には、常に目の前に水を置いておく。
外出時には、ペットボトルなどの水を携帯しておく。
そして、言葉や口調が乱れそうになったら、すぐに水を飲む。
あらゆる場面で、人と会う時にコミュニケーションを円滑にするコツの一つとして。
ぜひ、参考にしてみて下さい。