水がいっぱい入ったコップをサッと持ち上げると、こぼれてしまいますよね。
でも、丁寧にゆっくり扱うと、水をこぼさずにコップ持ち上げることが出来ます。
言葉の使い方も、これと同じこと。
よく勉強していて知識が豊富、コミュニケーションの手法や心理学にも精通している人ほど、早口で話すと余計な言葉がこぼれてしまうもの。
しかし、落ち着いてゆっくり話すと、いらぬ一言を発して人を傷付けてしまうようなことも避けられます。
ゆっくりとやわらかい口調を意識するだけで、呼吸が整い自律神経のバランスも整います。
すると、脳や体の隅々まで血液が行き渡り、時と場合に応じて適切な言葉選びが出来るようになるでしょう。
言葉の持つ力の使い方や、コミュニケーションのスキルは、今では多くの人が学んでいます。
それを活かすためには、ゆっくりと話す習慣を身に付けることがとても大切。
しっかりと学び、知識やスキルが増えれば増えるほど。
水がたくさん入ったコップと同じで、それらはゆっくりと丁寧に扱わなければなりません。
いつも早口で喋るなど、扱いが雑になると、逆に豊富な学びは邪魔になるだけ。
ものすごく博学で偉い人なのに、話を聞いていても早口で何を言っているのかさっぱり理解できない学校の先生などが居たと思います。
ところが、そんな先生は、授業が終わった後にゆっくりとした雰囲気の時に個人的に質問すると、とてもわかりやすく面白い話をしてくれます。
このような先生などは、自律神経の乱れが言葉の持つ力に大きな影響を与える良い例ですね。
あれもこれも伝えなければと焦りが生じた時ほど、ゆっくりと話す。
そう意識することで、一言で多くのメッセージを伝えられる、洗練されたキレのある言葉を使えるようになるでしょう。
言葉の持つ力を使いこなすには、とにかく“ゆっくり”を意識するのがおすすめ。
ぜひ、参考にしてみて下さい。