少々のストレスなら簡単に受け流せる人がいる一方で、ちょっとしたことですぐに潰れてしまう人がいます。
ストレスに強くなるために、様々なマインド論を学び実行してみたが、なかなか効果が感じられない。
そんな時は、シンプルに次の方法がおすすめ。
・朝陽を浴びる
・同じリズムの運動
この二つは、人の精神の安定に深く関わるセロトニンという物質の分泌に関係しています。
日中の光と違って、朝日には人の自律神経の働きのバランスをリセットして、乱れた精神状態をニュートラルに戻す働きがあります。
これは、曇っていても雨の日でも同じ。
また、外の太陽の光を直接浴びなくても、窓越しに差し込んでくる朝陽だけで効果は十分です。
もう一つ、同じリズムの運動は、ウォーキングなどがおすすめ。
一定のリズムを保ったまま歩き続ける。
電車の中でガタンガタンと同じリズムの揺れが続くと、眠ってしまった経験がある人は多いでしょう。
これは、同じリズムが人の精神状態を落ち着かせ深い、リラックスに導くため。
朝陽を浴びならが一定の時間同じリズムでウォーキングをするなど、この二つを組み合わせた習慣を持つことは、意識すればそれほど難しくはないでしょう。
ところが、生活習慣も多様化している現代では、毎日朝陽を浴びる時間が減ってしまうケースは少なくありません。
カーテンをしっかり閉めて眠り、目覚まし時計で毎日起床する。
朝はバタバタと過ごし、あまり朝陽を浴びる間もなく、リズムも乱れたままで職場に着く。
そうした日常を繰り返しているうちに、不安定な精神状態になり、ちょっとしたストレスですぐに潰れそうになってしまいます。
こうなってしまうと、どれほど優れたマインド論や自己啓発の手法も役に立ちません。
車に例えると、バッテリーが切れた状態では、どんな高性能な機器も動かすことが出来ないのと同じこと。
そんな時には、まずバッテリーの充電が第一なのと同じように、ストレスに弱くなってしまった人は、精神状態を安定させる物質を増やすことが重要。
精神的ストレスに強い人は、自然とこの習慣を身に付けています。
シンプルに、朝陽を浴びる、同じリズムの運動。
この2つのポイントを意識するだけでも、日々のストレスの感じ方には、大きな変化が感じられます。
日々の習慣を見直し、意識して朝陽を浴びる時間を、同じリズムの運動を取り入れてみることをおすすめします。