いわゆる「肩に力が入っている状態」になると、何かとミスが多くなるもの。
「もっとリラックスして」
と、誰かから言われたり、自分でも力を抜こうと思っていても。
リラックスしようとすればするほど、余計に力が入ってしまうことも少なくありません。
「落ち着け」などと言われると、人は余計に興奮するのと同じで、「力を抜け」などの言葉を聞くと、さらに強く緊張してしまいます。
だったら。
肩の力を抜くコツは、
“思いっ切り緊張させること”
両肩を持ち上げ、思いっきり力を入れてすぼめるようにして下さい。
もうこれ以上力は入らない、というところまで緊張させたら、ゆっくりと肩の力を抜いていきます。
この時、肩から腕、肘から手首、指先までが、やわらかく伸びていくイメージを浮かべてみましょう。
何度か繰り返すと、かなり無駄な緊張がやわらぐのが感じられると思います。
筋肉はしっかりと収縮して緊張し切った後の方が、自然と心地良いリラックスが得られるものです。
人の気持ちも、この体の反応と結びつきます。
「肩に力が入っている」と表現されるような精神的緊張をほぐしたいなら、無理にリラックスしようとするのは逆効果。
力を抜かなければならない、というプレッシャーから逆に緊張は増してしまいます。
そんな時は、短時間で良いので思いっ切り肩に力を入れ、同時に極限まで精神も緊張させる。
すると、程良く緊張がほどけ、何事においても落ち着いて本来の力を発揮出来るようになるでしょう。
どうも無駄に緊張している。
肩が重だるくて不快。
集中力がすぐに途切れる。
そう感じた時は、思いっ切り肩を緊張させてみるのが、無駄な力を抜くコツ。
ぜひ、参考にしてみて下さい。