心に余裕を失うと、ちょっとしたことでイライラしてしまいがち。
そのままの状態で過ごしていると、いつもなら何でもない小さな出来事が原因で、怒りの感情を爆発させてしまいかねません。
そんなことにならないために。
何だかイライラしがちだなと感じた時に、おすすめのワークがあります。
それは、
“肝臓をイメージすること”
東洋医学では、怒りの感情は肝臓に宿るとされています。
肝臓は人体の構造の面から見ても、最も大きい臓器。
この人体最大の臓器である肝臓にストレスが掛かかると、姿勢にも影響し、骨盤の底にある筋肉にも負荷が掛かります。
人の心と体は表裏一体。
骨盤底筋群は、その要となる場所。
心身の安定を乱す原因を取り除くには、骨盤底筋群を緊張させる肝臓への負荷を減らすことが大切。
簡単に出来る方法を紹介します。
まず、左手を大きく広げて、右のお腹に当てます。
位置は手のひらの上半分が肋骨に掛かり、下半分がお腹に掛かるように当てます。
背中に右手を当て、左手との間に大きな肝臓があるのを想像してみましょう。
実際の肝臓は、人の手のひらよりもずっと大きな臓器です。
両手のひらを大きく広げて、体を肝臓の位置で前後からはさみ、その大きさをイメージして下さい。
ゆっくりと呼吸をしながら、しばらく2~3分この状態を続けます。
息が肝臓に流れていくようにイメージを浮かべてみましょう。
終わったら体の変化を感じてみて下さい。
右肩を動かすと楽な感じがしないでしょうか?
体の柔軟性の向上も感じられると思います。
人の体は実に上手く出来ているもの。
普段はあまり意識することが無い内臓も、その存在を頭でイメージするだけで、本来あるべき位置に戻るようになっています。
そして、体に掛かる無駄なストレスが減り、心の余裕も戻って来るのです。
怒りの感情に深く関わるのは肝臓。
その肝臓の大きさや位置など、存在をイメージする。
それだけで、怒りの感情はかなり防ぐことが出来るでしょう。
最近、余裕が無くなってしまっているなと感じたら。
ぜひ、参考にしてみて下さい。