健晃堂

鈍った感覚を目覚めさせる方法

バタバタと忙しい時間を過ごしていると、人はあらゆる感覚が鈍って来るものです。

やってしまわなければならないことが山積みなのに集中出来ない。

五感が鈍り、周囲の状況の変化に気が付かなくて、アクシデントに巻き込まれそうになった。

そのように感覚が鈍っていると感じた時には、このワークがおすすめ。

“指の第一関節をゆっくり動かす”

左右のどの指でもかまいません。

やりやすい指を一本決めて、指先に近い第一関節だけをゆっくり動かして下さい。

この時に、他の指や第二関節は出来るだけ動かさないことが大切。

慣れるまでは目で指の動きを見ながら動かすようにしてみましょう。

回数や時間に決まりはありませんが、最初は3分ほどを目安に行ってみて下さい。

実際にやってみると、一本の指の第一関節だけを動かすというのは、案外難しいと感じると思います。

なので、あまり完璧にこだわる必要はありません。

ポイントは“ゆっくり小さく動かす”こと。

もし出来なかったとしても、第一関節を動かすようにイメージを浮かべるだけでも、感覚を目覚めさせる効果はあります。

人が集中力を欠いたり、感覚が鈍くなるのは、外部からの情報を処理する能力が低下している時に起こります。

様々な感覚を脳に伝える神経と、身体を動かす運動神経の働きのバランスの崩れが、この処理能力を低下させる原因の一つ。

あれもしなければ、これもやらなければと追われている時には、思考と行動がバラバラになり、こんな状態に陥ってしまいがち。

指の第一関節をゆっくり動かすワークは、崩れた神経の働きのバランスをリセットして整えるためにとても効果的です。

不思議なことに、指の第一関節をゆっくり動かしているだけで、鼻が通ったり、耳が聞こえやすくなるような現象がよく起こります。

背筋も伸び、集中力も蘇って来るでしょう。

いつでもどこでも簡単に出来る方法です。

思考と行動のバランスが乱れている。

物事に気が付き難くなっている。

そう感じた時などに、ぜひ活用してみて下さい。

 

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