・肩こりや冷え性
・肌荒れ
・気分の落ち込み
・イライラ
・すぐに風邪をひく
など、心と体の不調の多くは、血流不足によって起こるもの。
これらを改善するため、最初に意識するポイントは血液の量を増やすこと。
胃腸の働きを高め、血液を造るために必要なエネルギーと栄養素を取り込む方法を紹介して来ました。
最後に、健康の土台となる血液を増やすために、大切な言葉があります。
それは「いただきます」という言葉。
食事の前に使うこの言葉の本来の意味は、動物や植物などの食べ物から“命をいただく”ということ。
人間は、悪人も聖人君子も関係なく、誰であろうと他の命を取り入れなければ生きられません。
そのような大切なことを思い出すため、「いただきます」という言葉はとても重要。
これは、単なる精神論でもなければ宗教的な教えでもありません。
食事の前に両手を合わせ感謝の言葉を口にする。
その行為の後、人は自然と落ち着いた精神状態になり、食事を大切に出来るようになります。
ゆっくりと噛み、満腹にならなくても少ない量で満足できるようになるので、胃腸に負担を掛けなくてすみます。
すると、血液を造る力が低下することも無く、様々な不調に悩むことも少なくなるでしょう。
食事中でもスマホを触ったり、モニターの前でパソコン作業をしていたりと、食事に集中出来ていないと感じることはありませんか?
ビジネスでの成功を目的とした教えでは、とにかく時間を有効活用にすることが強調されます。
しかし、よく考えてみて下さい。
人にとって、命を養うための食事以上に大切な行動など、一体何があるのでしょう?
このような極めて重要なことに意識が向かず、他の作業に気を取られてしまって、社会的な成功など成し得るでしょうか?
まず、あり得ません。
食事に対する意識を疎かにしながら経済的に成功したとしても、そこには必ず大きな代償が伴うもの。
お金は手に入れたが、心も体も病気がちな“不幸な成功者”にならないためには、“食事中は食べることに集中する”ことが大切。
身体的にも精神的にもいつも健康で安定している人は、必ずこれを心掛けています。
「いただきます」とは、食事に意識を向けるための大切な言葉。
近頃、この言葉を疎かにしていないかどうか。
病気や不調を少しでも減らすために、時々意識してみることをおすすめします。