心と体の悩みは、血流が良くなると改善するものがほとんど。
全身に十分な血液を流すためには、血液の量を増やさなければなりません。
まずは血液の材料となる栄養素を効果的に取り入れるため、胃腸の働きを良くすることが大切。
それには時々、胃を空っぽにして休ませること。
また、血液を造るためのエネルギーの不足を補うため、食生活をお米を中心にする。
取り入れる栄養素は“旬”“地元産”“まるごと”を意識する。
といったお話をさせていただきました。
さらに、血液の材料として欠かせないのは“鉄分”
それらを効果的に取り入れるための食材としては、鶏肉やホウレン草が挙げられます。
他にも色々ありますが、食材の話は別の機会に譲るとして、今回お伝えさせていただくのは、
“白湯を飲む”
ということ。
温かいお茶などを飲むことはあっても、白湯を飲む機会は、普通に生活していると滅多に無いのではないでしょうか?
白湯はとっても胃腸の働きを高めてくれます。
お茶やお味噌汁など、温かい物を飲めば胃腸が温まり働きが良くなるので、それで十分と感じるかも知れません。
確かに、胃腸の働きを整えるには、負担の掛からない温かい飲み物なら何でも効果はあります。
しかし、白湯がもたらす効果には、全く別の感覚があります。
難しい理屈は抜きにして、まずはお湯を沸かして飲んでみて下さい。
この時、なるべくならガスなどで火を使って沸かしてみましょう。
飲むタイミングや量などは、特に意識する必要はありません。
思い付いたタイミングで、好きな量だけ飲んでみる。
実際に白湯を飲んでみると、あっという間に体が温まるのが感じられると思います。
それは、他の飲食物で得られる感覚とは、明らかに違うもの。
白湯は食事前に飲めば消化吸収を助け、空腹時に飲めば胃腸をきれいに掃除してくれます。
さらに白湯を飲むと、セロトニンというホルモンを造る小腸の働きを高めるといわれています。
セロトニンとは、心の安定に深く関係するホルモン。
心の安らぎが得られ、無駄なストレスが減るため胃腸の消化吸収力も上がり、効果的に血液が造られるようになります。
白湯を飲むことで得られる心地良さを一度感じてみて下さい。
それが習慣化されると、現代人の心と体の悩みは、かなりの数が解決につながると思われます。
ぜひ一度、試してみて下さい。