健晃堂

間をコントロールする力を高める

仕事では高いパフォーマンスを発揮し、プライベートも心地良く充実したものにするためには。

「間」をコントロールする技術を身に付けておくことが欠かせません。

間とは、自分を取り巻く時間や空間など、人が生きて行く上で土台となるもの。

これらを良い状態に持っていくには、自律神経の働きのバランスを高いレベルで安定させることが大切になります。

そのために、効果的な方法の一つがこちら。

“たくさん噛むこと”

メジャーリーグの試合を観ていると、よく選手がガムを噛んでいます。

日本では行儀が悪いとされ、あまり褒められるものではありません。

しかし、試合中にガムをかむという行為は、高いパフォーマンスを発揮するために、実に理にかなっているのです。

まず、ガムをかむという単調でリズミカルな動きは、副交感神経の働きを高め、心地良いリラックス効果をもたらしてくれます。

噛むためには、顎にある咬筋という筋肉を使います。

人は強い緊張を感じると、歯を食いしばって、無意識のうちに顎に力が入りますよね。

これは自律神経の働きが、交感神経に偏ってしまった状態。

顎に力が入ったまま人に会ったりすると、その緊張感は相手にも伝わります。

大切な商談の場面などでは、相手も緊張し心を開くことが出来ず、不調に終わる可能性が高くなってしまうでしょう。

人と会う前に、ガムを少し噛むようにすると、想像以上にプレッシャーから解放されるのが感じられます。

そのため自信と余裕を失うことなく、自分にとっても相手にとっても「良い間」をつくることが出来るようになります。

ガムを噛むのは、車を運転する時などでも効果的。

一瞬の判断の過ちが命取りとなるような場面でも、リラックスと緊張感がバランスよく保たれていると、冷静で正確な判断が下せるようになります。

たくさん噛むのは、何もガムだけではありません。

普段の食事などでも、いつもより噛む回数を増やすことを意識してみる。

これだけでも、「間をコントロールする力」はかなり高まるものです。

“噛む”というのは、エネルギーとなる食物を取り入れるために欠かせない行為。

そのため“噛む”という行為には、人が心地良く生きるために欠かせない仕組みが、見えない所で様々な形で関わっています。

ゆっくりと、たくさん噛む回数を増やす。

「間の良い人」になるための一つのコツとして、ぜひ参考にしてみて下さい。

16-11-09

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