外部からの受け取りたくない有害な情報から身を守るために、距離感の大切さについて話させていただきました。
でも、距離感を保つって。。。
自分の身を守るには良いけど、人を遠ざけることになるのでは?
周りの人のことが、わかり難くなりそう。
そんなイメージを持たれるかも知れませんが、実際は逆です。
適度な距離感を保った方が、人に限らず、自分以外のことがわかりやすくなるのです。
少し、それを感じてみましょう。
何でも良いので本を両手で持って、文字を見て下さい。
この時の文字の見え方を覚えておきましょう。
眉間と本との距離感を意識し、それを保つようにします。
次に、本は机の上において、手は机の下に持って行きます。
両手から本を離した状態で文字を見て下さい。
さっきと比べて、文字の見え方はどうでしょうか?
内容は頭に入って来ますか?
文字はぼんやりとして、内容も何だかはっきりしなくなったのではないでしょうか?
もう一度、本を両手に持って距離感を取り戻すと、違いが明らかになるはずです。
あまり意識することはありませんが、文字などから情報を受け取り理解する時に、自然と腕を使い距離感のセンサーを働かせているのです。
自分との距離感をはっきりさせることで、外にあるものがよりわかりやすくなります。
人との距離感を取る時などには、いつも両手で触れるわけにはいきませんが、相手と自分との距離をはっきり感じることで、より相手に対する理解も深まるもの。
表情や動きがクリアに見え、親近感も深まり、コミュニケーションも上手く行くようになるでしょう。
周りの人達との良好な関係を保つためにも、距離感を磨くことはとても大切。
ぜひ、意識してみて下さい。
きっと、色んな人と仲良くなれると思います。