自分を見失ってしまった。
軸がブレているような気がする。
そう感じた時の対処法について、お伝えさせていただいています。
身体を「頭」「胸」「腹」に分けてイメージすると、「頭」は“思考”、「胸」は“感情”、「腹」は“身体”に対応します。
このうちのどこかの身体感覚を失ってしまった時に、精神と肉体が噛み合わなくなり、自分を見失い軸がブレてしまいます。
失ってしまった部位の身体感覚を取り戻すことが、ブレないしっかりした自分をつくるためには大切。
身体感覚とは、それぞれの部位の中心に心地良く広がる空間があるとイメージ出来ると取り戻せるでしょう。
頭・胸・腹の前後・左右に手を置き、その中間点を探るようにイメージする。
これを何度か繰り返す。
そうしているうちに、失われた感覚が戻って来ることをお伝えさせていただきました。
しかし、
多くの人は、「頭」の感覚はすぐに取り戻せるが「胸」と「腹」はよくわからないと感じるようです。
特に、「胸」の感覚はわかり難いもの。
思考はスッキリして、身体も動きやすくなったとしても、感情だけはなかなか整理されません。
頭も冴えて体もよく動くのに、なぜか感情のもやもやだけはなかなか晴れない、といった状態になることはよくあると思います。
そんな時は、このようにイメージしてみて下さい。
“腹が頭から下の上半身を支えている”
あまり難しく考えないで下さい。
腹の中心にある空間の上に、頭から下が乗っかって支えている。
何となく、そのようにイメージを思い浮かべるだけでかまいません。
すると、首が自然と伸びて頭が軽くなり、意識が頭から胸に下りて来るように感じられるでしょう。
胸は身体の中でも、なかなか感覚が持ち難い部位です。
また、胸の感覚が無くなると、満足感が得られなくなるものです。
何をやっても満足することが無くなるので、ストレスが溜まり、感情だけはスッキリしない状態が続いてしまいます。
胸の感覚を取り戻すためには、そこだけに意識を向けるのではなく、腹と頭とのつながりの中でイメージする方が効果的。
腹が頭から下の上半身をしっかり支えると、頭の感覚が安定するので、胸のに意識が向きやすくなる。
そんなイメージでしょうか。
胸の感覚をしっかりと取り戻しておくことは、日々を心地良く生きる上でとても大切です。
ぜひ、参考にしてみて下さい。