目の使い過ぎによる緊張をやわらげる方法について、お伝えさせていただいています。
色々やってみたが上手く行かない!
そんな時は、こちらを試してみて下さい。
“後頭部で見る”
後頭部で、後ろ側の景色を見ようとするのではありません。
目が後頭部にあり、前を向いているようにイメージします。
まずは後頭部に触れてみて下さい。
首の付け根の少し上に、骨の出っ張りがあるのがわかりますか?
この出っ張りの左右斜め上辺りに、大きな目があるとイメージしてみましょう。
それ以外は、何もする必要はありません。
後頭にある骨の出っ張り、その左右斜め上に大きな目がある。
そう思うだけです。
いかがでしょうか?
視野が広くなったような感じがしませんか?
また、目の力が抜けて背筋が伸びるような気がしないでしょうか?
この方法は、目には一切の意識を向ける必要がありません。
目を意識しながら視野を広げようとすると、逆に力が入ってしまい視野が狭まる。
情報を捉えに行くのではなく受け取ろうとしても、余計な意識が邪魔して緊張が増してしまう。
どんな目の緊張をやわらげる方法も、慣れないうちはこうなってしまうことも多く、やはり少しは練習が必要。
上手く出来ない。
そんな時は、眼球から意識を逸らすのがコツ。
そして、後頭部には脳の「視覚野」と呼ばれる部位があります。
目から入って来た情報は、この視覚野で処理され認識されます。
この仕組みが機能することで、人は文字や映像などの外部からの情報を受け取ることが出来るわけです。
目は、単に情報が通過するための入り口に過ぎません。
何もしなくても、ただ開いて待っていれば良いだけ。
後頭部に意識を持ってくることで、この視覚野の働きが高まり、外部からの情報処理能力が上がるといわれています。
読書やパソコン作業をしている場面で、後頭部で見る方法を試してみて下さい。
早く文字が読めるようになったり、作業効率が上がるのが感じられると思います。
その結果、無駄な力が入らなくなり、目を楽に使うことが出来るようになるでしょう。
パソコン作業や読書などの直接的に目を使う場面以外では、初めての人と会う時など、視線が安定し、緊張を防いでくれる効果もあります。
後頭部に大きな目があるとイメージする。
たったそれだけで、仕事や人との接し方が楽になります。
ぜひ、試してみることをおすすめします。