健晃堂

捉えるより受け取る

ひどい疲れを生じさせる大きな二つの原因。

・目の酷使により起こる緊張。

・人と対面することで生じる緊張。

慢性的な疲れを感じた時には、これらの緊張をやわらげることが大切。

今回も目の酷使による緊張をやわらげる方法をお伝えします。

そもそも、なぜ人は目を酷使してしまうのでしょう?

それは様々な情報を捉えようとするため。

パソコンやスマホの画面から何かの情報を得ようとしたり、街中で目を凝らして何かを探している時など。

状況は違っても、情報を得ようとすると、自然と目を凝らすようになります。

それが視野を狭め、姿勢が前かがみになる原因となり、ひどい緊張を生じさせます。

では、目の酷使による緊張を感じた時にはどうすれば良いのでしょう。

それは、情報を“捉えに行く”のではなく“受け取ろうとする”意識すること。

ここでも大切なのは意識です。

積極的な姿勢から、受け身の姿勢に転じるということですね。

パソコンの画面に向かっている場面では、自分の目が画面に向かって行くのではなく、画面の中の情報が目に近付いて来るようにイメージします。

目は向かって来る情報を受け取るだけなので、何もする必要がありません。

ゆっくり、くつろいでいれば良いだけなので、自然と緊張がやわらぐでしょう。

木や空を飛ぶ鳥、川の流れを見る時に、情報を捉えようと目を凝視することはあまりありませんよね。

風景が自然と目に入って来るはずです。

少し意識を変えるだけで、自然の中で過ごしている時と同じような目の使い方が出来るようになります。

モニターの前で実際にやってみると、目の力が抜け、姿勢が真っ直ぐになって来るのが感じられるでしょう。

呼吸も楽になり、精神的な落ち着きも保てます。

心も体も心地良い状態になるため、必要な情報と不要な情報を選別する能力も上がります。

目の疲れによる首や肩のコリ、頭痛、精神的なだるさを感じた時などは。

マッサージやストレッチ、様々な方法を試すのも良いのですが、その前に意識を少し変えてみてはいかがでしょう。

情報を“捉える”のではなく“受け取る”ように意識する。

これだけで辛くて不快な疲労感が、かなり軽減するものです。

ぜひ、試してみて下さい。

16-10-18

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