会社員、主婦、スポーツ選手、自営業、など働き方を問わず多くの現代人が感じているのが「目の疲れ」。
ところで、「目が疲れた」時の「疲れている場所」は、どこになるのでしょう。
それは、目の奥にある眼球を動かす筋肉。
上下左右斜めに眼球を動かすための6つの筋肉の疲労が、最も多い「目が疲れた」と感じる原因。
現代人は、パソコンやスマホ、仕事で必要な書類など、近くばかりを見てしまいがち。
日常生活の中で眼球を大きく動かす機会が、不自然に減ってしまいました。
そのため、本来なら自由に動くはずの目の筋肉が動かないまま固まってしまい、疲れを感じてしまうのです。
ならば、目の疲れを解消する方法は簡単。
眼球を大きく動かし、固まっている目の筋肉を和らげてあげましょう。
まずは左右の動きから。
両眼を大きく右に動かします。
この時に、自分の右耳を見るようなつもりで、ゆっくり大きく動かしましょう。
同じように左にも両眼を動かします。
何回か左右の動きを繰り返したら、次は上下です。
思いっ切り大きく、上、下とゆっくり両眼を動かして下さい。
眼球の奥にある筋肉が、ストレッチされて心地良く伸びるのが感じられると思います。
簡単なエクササイズですが、眼球を動かしている時に意識するべき重要なポイントがあります。
それは“後頭部”です。
左右の目を大きく動かしていると、同時に首と後ろ頭との付け根にある筋肉が一緒に動くのが感じられるでしょうか?
目の疲れを解消するためには、この後頭部の筋肉の動きを感じられるようになることが、とても重要です。
後頭部には後頭下筋群と呼ばれる4つの筋肉があり、ここは全身の姿勢の調整に深く関わる人体の中でも重要な場所。
目の奥の筋肉を心地良くほぐすと同時に、後頭部にも意識を向ける。
すると、自然と頭が持ち上がり、目線が高くなり、背筋が伸びて疲れにくい姿勢になります。
疲れにくい体を手に入れる一つのコツとして、ぜひ参考にしてみて下さい。