健晃堂

出世を望むなら

“出世”はビジネスマンなら誰もが望むところでしょう。

会社員であれば、地位や役職の昇進、昇給。

自営業者であれば、事業規模の拡大や、何らかの形で世間に認められるようになる。

どんな世界でも、多くの人は出世を目指して、日々を懸命に生きています。

この“出世”という言葉。

一般的には、地位や収入が上がることを意味で使われていますが、本来の意味は“世間を出る”ということ。

世間を出るとは、世間並みの価値観から抜け出すということ。

つまり、自分の考えや価値観が、世間並み、人並みであれば出世は出来ないということです。

確かに世の中の価値観を理解し、世間並みの常識を身に付けることは、世の中を生きて行く上で欠かせないでしょう。

犯罪や道徳的に許されないことはやってはなりません。

しかし、それ以外は常識を疑って掛かる心が出世には必要。

世間の価値観にどっぷりと染まり込み、人と同じ事ばかり考えていたのでは、人と同じような能力しか身に付かないでしょう。

どこに行っても、自分の代わりはいくらでも居る。

そうなってしまっては、出世は遠くなるばかり。

恐れることなく、世間の価値観から時々飛び出してみる。

その繰り返しが心を出世させ、いつしか、望み通りの形を手に入れることが出来ると思います。

16-09-21

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