「批判」や「批評」は封印してしまうのが、パートナーとの幸せな関係を長く続けるためのコツ。
とはいえ、相手に気が付いて欲しいことや、教えてあげた方が良いこと、やめてほしい言動などもあるはず。
そんな時、思ったことをすぐに口に出してしまうと、相手を怒らせたり傷つけてしまうだけ。
正しいことを伝えているかどうかなどは、関係ありません。
批判や批評は、恋愛だけでなく全ての人間関係において、何も生み出さないでしょう。
では、どうすれば良いのでしょうか。
相手を批評・批判しそうになった時には、まずはゆっくり深呼吸します。
呼吸法は何でもかまいません。
深く呼吸をするだけで、ひとまず冷静さを保つことが出来ます。
そして、相手に掛ける言葉はこちら、
「わかる、わかる」
「私も(僕も)一緒」
まずは相手の気持ちを全て肯定すること。
相手が何を言っているのか全くわからない。
話の内容には到底共感できない。
そんな場面でも、必ず共感の意を示すことが重要。
何を言っているのかわからなかったとしても、相手が怒っているのか悩んでいるのか悲しんでいるのか、ただ話を聞いて欲しいだけなのか。
その時の様子はわかるでしょう。
相手の感情がわかれば、自分も同じような気持ちになっている時を想像してみる。
すると、話の内容が意味不明でも、共感出来なかったとしても、感情の部分では「わかる、私も一緒」と言えるはず。
大切なのは、一旦相手をきちんと受け入れ、決して否定しないこと。
「今のあなたは、こんな状態で・・・」
などのような批評や、相手の分析は、絶対にやめましょう。
完全に受け入れてから、少しずつ相手の気持ちや話の中に共感出来る部分を探していきます。
どんな小さなことでも良いので、出来るだけ多くの共通点を見つけ、自分達はこんなに似ているのだと相手に伝える。
そのため、「私たちは・・・」などの言葉を会話の中で多用しましょう。
何度も何度も、「わかる」「一緒」「私たちは」を多用しているうちに、相手も落ち着いて来ます。
精神的にも落ち着き冷静な判断が出来るようになると、相手の方にも話を聞く体勢が整い始めます
伝えたいことを伝えるのは、それから。
ゆっくりと話せば、相手のプライドを損なうこともなく、気持ちを傷付けることなく、自然と気付いてもらえるでしょう。
この、相手を一旦全て受け入れるという方法。
簡単なようで、実際はかなりの訓練を要するもの。
なので、まずは形から入るのがおすすめ。
それが、「わかる、わかる」「一緒、一緒」「私たちは・・・」などの言葉を多用すること。
もちろん、失敗は付きものです。
相手に気付かれることもあるでしょう。
それでも、相手にとっては批判や批評されるよりは、はるかにましなもの。
恋愛中のパートナーに対してだけでなく、恋人探しの場においても、その他あらゆる人と接する場面で使える方法です。
ぜひ、活用してみることをおすすめします。