健晃堂

自己中になれば人間関係が良くなる

「過去と他人は変えられない、自分と未来は変えられる」

などの類の言葉、さまざまな場面でイヤというほど聞かされていると思います。

人は変えることができないのだから、より良い人間関係を築くためには、自分が変わらなければならない。

確かに、この考えは正しいでしょう。

しかし、自分を変える目的が「人に好かれるため」であったら、いかなる努力も逆効果です。

むしろ、やればやるほど、頑張れば頑張るほど人間関係は上手く行かなくなります。

様々な書籍を読み、高額なセミナーにも通い、他人への貢献だけを考えて、教わったことを全て実践してきた結果。

心を許せる人が、周りに誰も居なくなってしまった。

こう言って嘆いている人、世の中には驚くほど多いものです。

なぜ、そんなことになってしまうのか。

それは、“良い悪いの基準が、自分では無く相手にあるため”

人の気持ちや価値観など、コロコロと変わるものです

他人の勝手な気まぐれに振り回されて、その都度、自分を変えていかないといけなくなる。

そんなことを続けていれば、いつか無理が来ます。

自己成長どころか、せっかく持っていた自分の強みや長所まで失ってしまいかねません。

なので、自分が変わる上で大切なのは、あくまで“自分のために自分を成長させようとすること”

相手中心では無く自分中心で考える。

つまり、究極に自己中心的になることが重要。

自分中心で考えるということは「わがまま」になるという意味ではありません。

自分の人生はまず、自分自身が幸せになるためにあります。

決して、他人のためにあるわけではありません。

まずは自分自身の幸せを充たさなければ、決して他人への貢献などは出来ないものです。

さらに、究極の自己中にならない限り、人には本当の意味での成長はありません。

良い悪いの判断を他人に任せ、人の価値観に従って生きている限り、常に誰かに依存しなければ生きて行けなくなるため、成長が止まってしまいます。

ビジネス、スポーツ、どんな世界でも一流と呼ばれる人は、上司やコーチのアドバイスを素直に受け取りながらも、最終的な判断は自分で下しています。

人の価値観を尊重するのではなく、自分が最も輝くための判断は自分で下す。

これが自己中心的に生きるということ。

多くの人とより良い人間関係を築くためには、「人に好かれたい」ではなく、「より良く変わりたい」という意識が大切。

参考にしていただけると幸いです。

16.08.26

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