白い物とは、白砂糖や白米や白パンなどの生成された穀類のこと。
これらの問題点は、血糖値を急激に上昇させてしまう点にあります。
血糖値とは文字通り、血液中に含まれる糖分の値。
この血糖値が高くなれば、人は満腹感を感じ、食べるのをやめるようになります。
反対に血糖値が低下すれば、空腹感を感じるようになります。
急激な血糖値は、血糖値を下げるホルモンを大量に分泌させるため、しばらくすると反動で一気に血糖値が下がってしまいます。
すると、何が起きるのでしょうか。
食べたばかりなのに、さらに強い空腹感を感じてしまう。
血液中の糖分が足りなくなり、脳がエネルギー不足になり眠たくなる、頭が冴えなくなる。
体中のエネルギーも不足し、肌色が悪くなる。
精神的にも、肉体的にも悪影響を及ぼすだけでなく、シミやシワ、肥満などの原因になります。
美しい人や、若々しい人は、白い物をあまり食べません。
口にするのは、穀物なら玄米や雑穀米、全粒粉やライ麦を使ったパン、甘い物は蜂蜜や黒砂糖など、茶色の食物を選びます。
茶色い物には食物繊維や栄養素が取り除かれず含まれているため、食べても急激に血糖値が上がることはありません。
少しずつ、血液中の糖分の値が上がるので、反動で低血糖になることも無く、食べ過ぎや眠気、肌の栄養不足を防ぐことが出来ます。
玄米や雑穀米を食べた後は、同じ量の白米を食べた後よりも腹持ちが良く感じるのは、そのためです。
茶色い物は、心身の健康だけでなく美容にも大切な食材。
日々の食生活の中に、積極的に取り入れてみることをおすすめします。