血液が足りなくなると、人はよく夢を見るようになります。
楽しい夢なら良いのですが、なぜか悪夢が増えてしまうもの。
人は睡眠中に脳の疲労を取り除き、全身の疲れを癒すようになっています。
しかし、血液が足りないとこの仕組みが上手く働きません。
眠りが浅くなるため夢を見る。
しっかり眠れず、十分に疲労が回復しないため、血液が造れなくなる。
そのため、昼はいつも眠くてだるいのに、夜になると何故か眠れなくなる。
精神的にも身体的にも悩みが増え、さらに眠りが浅くなるため悪夢が増える。
このような負のスパイラルに嵌ってしまいます。
そうなると、しっかり眠れる環境を整えようとして、やってしまいがちな間違いがあります。
それは、カーテンで光を遮ってしまうこと。
寝室で遮光カーテンを使っていないでしょうか?
今日からやめましょう。
眠りやすい環境を整えてくれている気がしますが、実は遮光カーテンが原因で不眠になるケースが多いのです。
人は睡眠中も、夜から朝にかけて次第に明るくなる変化を感じています。
明るさの変化を感じることで、体が起きる準備を整え、爽やかな目覚めに繋がっていきます。
ところが、遮光カーテンを使っていると、外の変化を感じることが出来ません。
起きる準備が出来ていない体のまま、無理矢理たたき起こされるようになってしまいます。
当然、目覚めは悪くなり、日中の活動にも悪影響を及ぼします。
遮光カーテンは使わず、窓越しにでも朝日を浴びておくことが大切。
起きた後は、僅かな時間でも直接太陽の光を浴びることで、爽やかな一日のスタートを切ることが出来ます。
また、朝日は目覚めだけでなく、夜の眠りにも大きな影響を与えます。
人には一日のリズムをコントロールする体内時計と呼ばれる機能が備わっています。
忙しい現代人は、どうしても規則正しい生活が困難になってしまいがち。
すると、体内時計が狂ってしまいます。
この体内時計のずれをリセットするのが、朝の太陽の光。
一日の始まりに体のリズムを整えておくことで、夜は自然と眠りに着きやすくなるでしょう。
遮光カーテンを開けて、レースのカーテンで眠る。
これが、人が自然な状態で生活し、良い眠りを導くためのコツ。
血液は、人が寝ている間に造られます。
眠りの質が良くなると、血流も良くなり脳も体もしっかりと疲れを癒せるようになります。
そして、心の悩み、体の痛みや不調も減るため、悪夢にうなされることも少なくなるでしょう。
悪夢を見るのも、血流不足が深く関係しています。
眠りの質を高め、快適な日々を送るために、参考にしていただけると幸いです。