寝起きがだるい。
肩こりがひどい。
頭痛もちである。
このような症状に対しては、
仕事がハード過ぎるのではないか?
デスクワークで座る時間が長過ぎるからでは?
などと考えるのが普通だと思います。
もちろん、それらも大きな原因には違いありません。
ただ、仕事環境を最適な状態に改善するのは、現実的には難しいのではないでしょうか?
このような症状を改善するために、自分で出来ることとしても、鼻呼吸を意識することが役立ちます。
特に影響が大きいのが、睡眠中の呼吸の仕方。
鼻の構造は複雑なので説明は省きますが、鼻呼吸が出来ていれば、寝ている間にも十分に酸素を吸収することが出来ます。
それに対し、口呼吸では睡眠中の酸素の吸収量が少なくなります。
すると、全身が酸素不足に陥り、いくら寝ても疲労が抜けず、頭痛や肩こりなども起こりやすくなってしまいます。
そうして、いつも表情が疲れている。
日中でも、眠そうな顔になってしまう。
などと、活気が失われてしまうでしょう。
そう言われても、睡眠中の呼吸を意識してコントロールするなんて不可能ですよね。
なので、起きている間の習慣が大切。
睡眠中の呼吸を整え、疲れを防ぎ、毎日を生き生きした表情で過ごすために、意識すべきポイントは。
“食べ物をよく噛んで食べること”
それも、片方の顎だけで噛まずに、必ず両顎を使ってしっかり噛むことが大切。
食事の際に、しっかりと噛む習慣を付けることで、口を閉じる力が自然と強くなります。
睡眠中にも口が開くことが無くなり、意識せずとも鼻呼吸になるため、酸素不足も解消されます。
毎日の睡眠が、十分な疲労回復の時間となることで、肩こりや頭痛なども軽減し、表情も活き活きしたものになるでしょう。
食事中にしっかり噛むことと、疲れを感じさせない人になること。
一見、あまり関係が無さそうですが、大きな関わりがあるものです。
顎の筋肉を左右均等にしっかり使い、自然と口を閉じる力を強化する。
これを意識することで、寝起きのだるさや肩こり・頭痛なども、かなり防げるものです。
ただし、睡眠中の呼吸を変化させるためには、毎日の習慣の積み重ねが大切。
食事中に左右の顎を使ってしっかり噛むように、ぜひ日頃から意識しておくことをおすすめします。