人が悩んだり挫折しそうなとき、「壁に当たる」と表現します。
目には見えなくても、進もうとする道を遮られてしまう時。
確かに、そこには壁が存在しているように感じるもの。
実際の壁と違う点は、この壁は乗り越えずに放置しておくと、どんどん高く強固になり、乗り越えられなくなってしまいます。
しかも、壁は移動してくれません。
自分の方から動かなくては、壁は乗り越える事は出来ないのです。
あまりにも乗り越えることが現実的にイメージ出来ない壁の前からは、さっさと立ち去ってしまうのも選択肢の一つ。
しかし、頑張り次第で何とか乗り越えられそうな壁に当たった時は、自分を最長させる最高のチャンス。
乗り越えた先には、必ず次のステージが待っているものです。
壁の乗り越え方にも方法は様々で、大きく分けて4つあります。
「よじ登る」
「回り道を探す」
「壁の下に穴を掘って通る」
「壁を破壊して強行突破する」
この中から、その時々で最適な方法を選択すれば良いでしょう。
一つの方法でダメなら、他の方法を試してみる。
いくつかの方法を組み合わせてみるなど、柔軟な対応が必要です。
諦めずに努力することは大切ですが、一つの方法にこだわり過ぎるのは、あまり良い結果にはならないもの。
一見ものすごく高い壁に見えても、よく見ると、よじ登るための道筋がきちんと付いているかも知れません。
よじ登るのは無理、回り道も無い、下に穴を掘るなんて到底不可能。
そんな壁でも、思いっきり体当たりしてぶつかって行けば、案外脆く崩れてしまう可能性もあります。
大切なのは、壁に当たった時の意識の持ち方。
何としてでも乗り越えてみせるという、覚悟を決める事。
一度覚悟を決めて、一つの大きな壁を乗り越えた人は、また次はさらに大きな壁を乗り越えることが出来ます。
壁を乗り越えるたびに、4つの方法を駆使する力も付いて来て、次々と自分の居るステージを上げて行けるようになるでしょう。
ふっと気が付くと、以前に遭遇して逃げ出した、あまりにも高い壁の向こう側に自分が居た。
などのようなことも、現実には多々あるものです。
悩んだり、挫折しそうな時ほど、自分を大きく飛躍させるチャンス。
大きな壁に遭遇した時に、ぜひ参考にしてみて下さい。