人に喜んでもらう方法を考えるということは、人を笑わせるだけではありません。
一緒に居て楽しい気分になる、勉強になる、成長出来る、落ち着いた気分になれる、気持ちが前向きになれる、癒される、興奮する、など。
喜びを感じるのは様々。
笑いを取るのが苦手だからと言って、人を喜ばせることが下手になるわけではないのです。
ただし、どのような方法を使うにしろ絶対に必要なのは、自分自身にその喜びを感じさせる何かが入っていること。
知識の乏しい人に、知識を得ることを喜びとしている人を喜ばせることは出来ません。
いつもせかせかと落ち着きが無い人に、人を落ち着いた気分にさせてあげることは出来ないでしょう。
人を楽しませようと思っても、自分がつまらなさそうな顔ばかりしていては、一緒に居る人は何も楽しめないのでは。
どのような方法を考えるにしても、人に喜んでもらうためには、まずは自分自身を満たしておく必要があります。
そのために重要な考え方は、
“時を味方に付ける”
何事も、絶対に焦らず本物になるまで時間を掛けて身に付けること。
漬物は化学調味料を使えば、一晩で作ることも可能です。
しかし、じっくりと時間を掛けて漬け込んだ本物に、味は決して及ばないでしょう。
人を喜ばせるための力も同じです。
例えば、あなたがセラピストとして世のため人のために貢献しようと思ったとしたら。
表面的な知識と小手先だけのテクニックを使って、人に喜んでもらうことは可能かもしれません。
ですが、長年の経験と積み上げられた知識を持つ人物には到底かなうものでは無いでしょう。
仕事だけに限った話ではありません。
自己啓発や成功法則のセミナーで、笑顔の大切さを学んだとしても。
今まで、ずっと仏調面をして来た人が急に笑顔になろうとしても、不自然な作り笑いになってしまうだけ。
時間を掛けて練習を重ねて、やっと人に安心してもらえる笑顔が身に付くのです。
頭脳労働で人を喜ばせる方法を考えた後は。
本物になりましょう。
そのためには、時を味方に付けましょう。
もしくは、今までに積み重ねて来たものがあるなら、それらを活かす術を考えましょう。
参考にしていただけると幸いです。