人生で成功するためには、方法論より人としてのあり方が大切。
こんな話は、何度も聞いていると思います。
この言葉も捉え方一つで、豊かになれる人と貧しいままで終わる人にわかれてしまいます。
「やり方より人としてのあり方が大切」
豊かな暮らしを手に入れたいなら、こんな言葉もあまり口にしない方が良いでしょう。
単純に考えて、どちらも大切です。
○○より、○○の方が大切。
この○○は、人や時と場合によって大きく変わるものです。
人間性は素晴らしく、どこへ行っても人気がある人。
なのに、ずっと貧しい暮らしを続けている人。
そんな人に必要なのは、豊かになるためのテクニック論です。
人としてのあり方では無く、富を手に入れるための具体的なやり方が必要になるでしょう。
人間性に磨きをかけるだけでは、残念ながら豊かな暮らしを手に入れることは出来ません。
貧しくて良い人で終わってしまうか、一時的に富を手にしても、すぐに何者かに奪われてしまうだけです。
“やり方”と“あり方”
how to と be to など表現は違っても、どちらも大切。
どちらか片方を、疎かにしないようにしたいものですね。
自己啓発や成功系のセミナーに通い始めた人、今現在がっつりハマっている人は特に要注意。
人としてのあり方、自分の魅力を上げる方法の学びはとても心地良いものです。
一方で、稼ぐための具体的な方法など、どんな仕事でもやり方の学びは苦痛を伴うケースが多々あります。
さらに、それを実行するとなると、かなりのエネルギーを消耗するもの。
だから、多くの人は現実的な行動やテクニック論を避けて、人としてのあり方や人間的魅力の向上といった類の話に逃げ込もうとします。
逃げてばかりでは、いつまで経っても何も手に入りません。
お金のことしか頭に無い、稼ぐための方法ばかりを追求している人は、いつかどこかで頭を打ちます。
教わらなくても、人としてのあり方の大切さに気付かされます。
人間的魅力や人としてのあり方ばかり追求している人は、こんな人にいつかは人としての魅力という点でも、追い抜かれてしまうでしょう。
今現在の自分に足りないのは、人としての魅力なのか、富を築くためのテクニックなのか。
時々振り返り、同時進行でこれらに磨きを掛けていくことを、忘れないようにしたいですね。