人は怒られると萎縮して、おとなしく小さくなってしまいがち。
しかし、シュンとしてしまうと視野が狭くなり、さらに誰かを怒らせてしまうようなケースがあります。
そんな時は、気持ちを切り替えたいところですが、残念ながらそれは人の心と体の仕組みを考えると難しいもの。
怒られることによって身体の機能にも乱れが生じている以上、精神状態だけを元に戻すことは出来ません。
なので、まずは乱れた体の機能を整えることが大事。
具体的には、階段の上り下り・一定のリズムで歩き回る、などの動きが効果的です。
ポイントは、“一定のリズム”で動くということ。
一定のリズムの動きを続ける事によって、乱れた自律神経の働きのバランスが、早く元に戻ります。
同時に脳内にはセロトニンという、精神を安定させるホルモンが放出され、心身のバランスが整って来ます。
小さな子供が、何かを恐がったり驚いたりした時に、お母さんが抱っこしてゆらゆら揺れていると泣き止んできますよね。
精神状態に乱れが生じた時に、それを精神力でもって制御しようとするのは、やめておいた方が良いでしょう。
強いマインドを持つ人であれば、出来ないことはありませんが、心身の健康バランスに与える悪影響は避けられません。
誰かに起こられた時、怒られはしなくても同様なショックを与えられた時。
シュンと委縮してしまう前に、一定のリズムで動いてみてはいかがでしょう。
意外なほど早く、精神状態も回復して来るのが感じられると思います。