一日の中で最も頭が働き、創造的な活動が出来るのは朝の時間です。
しかし、人の脳の働きから見ると集中力が一番高まる時間帯とは、また別のようです。
人の集中力が最も高まる時間帯は、活動の“終了間際”
この時間の集中力を上手く活用することが、何事もスムーズに進めるコツの一つ。
人は締め切りが設定されると、驚くほどの集中力を発揮することがあります。
反対に、ダラダラと残業を続けていると、労働時間の割には何も仕事が進まないもの。
いつまでに仕事を終わらせなければならないという意識が無ければ、自律神経の働きもいつもと同じで活動に集中出来るモードに切り替わらないためですね。
反対に、本日の17:00までに全ての業務を終えなければならない、などと期限が設定されていると、意識が自律神経の働きも変化させます。
交感神経が優位に働き、今必要なこと以外には意識が向かなくなり、目前の仕事に集中出来るようになります。
こんな時は、少々肉体的に疲労がたまっていても、必要最小限の動きで最大の仕事が出来るように、体が自然と調節してくれます。
人の心と体の仕組みは、驚くほど優秀に出来ているのですね。
活動的に有意義な毎日を過ごすためには、時々このような締め切りをわざと設定してみるのも、かなり有効。
会社勤めをしている人であれば、自分で設定しなくても就業時間が決まっているので、あえて休みの直前に重要な仕事を持って来るのも一つの手。
余裕を持って取り組んだ仕事より、最大限の集中力を発揮して短時間で仕上げた仕事の方が、クオリティも高くなるものです。
時間の自由が効く生活をしているのであれば、わざと中途半端な時間帯に人と会う重要な予定を入れてみるのも、良いかも知れません。
それ以外の時間帯が、全て生産的な活動のための時間に変わり、より充実した一日になると思います。
「終了間際の集中力」
人が持っているこの能力の、上手い活用方法を覚えるのも、日々を充実したものにするために役立つ方法の一つです。
ぜひ、参考にしてみて下さい。