健晃堂

行動をコントロール出来る力を付けるために

現代では、何か行動を起こそうとする場面で、ナビゲートしてくれる便利な機器が、あらゆるところで普及しています。

ネットに接続すれば、

・ここをクリック

・次はこうして下さい

・Yes? No?

・よろしければこちらを押して下さい

など、自分の頭を使うことなく、ほとんどの用事が済むようになっています。

車に乗れば、カーナビは今では標準装備。

知らない場所に行くのも、スマホの地図アプリを開けば、どこにでも連れて行ってくれます。

下手をすると、自分の頭を使って行動を組み立てる場面が、一日の中で一度も無かったという日も少なくないでしょう。

時代の流れに乗るという意味では、多くの人が利用している便利な機能を使いこなせるようになることは、とても大切です。

ただし、流れに乗った上で、進むべき方向をコントロールするためには、やはり自分の頭で行動を組み立てる能力が必要。

ナビゲートしてくれる便利な機器を使いこなしながらも、人が本来持つ能力も同時に磨き、自分の行動をコントロールするコツとは?

“一日の行動予定を紙に書くこと”

パソコンやスマホのメモ帳ではダメです。

グーグルカレンダーへの書き込みは、脳の活性化には、あまり役に立ちません。

必ず紙に書いて下さい。

ここだけは、アナログでなければダメです。

紙の手帳やノートに、ペンで行動予定を書く。

そうすることで、行動を意識して行なう力が強まります。

また、軽率な行動から失敗したり、忘れ物をして無駄な時間を費やすことが少なくなります。

そして、自分を客観視出来るようになり、行動を組み立てる能力が備わって来るでしょう。

予定通り行動出来た時には、満足感が発生し、意欲も向上します。

予定通り行動できなかった時も、自分を取り巻く問題や、今の実行力などが見えて来ます。

自分自身の状況が把握できるようになると、現実的な行動の予定が立てられるようになり、日々時間に追い立てられるような気分からも解放されるでしょう。

紙とペンを使って、行動予定を書く習慣が無ければ、まずはお休みの日にしようと思っていることを書き出してみてはいかがでしょう?

きっと、とても有意義な一日を過ごせると思います。

15.12.20

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