人に利用されるのが嫌だと話す人がいます。
確かに、利用されるという言葉には、あまり良い印象がありません。
ずる賢い人から上手く利用されるのは、避けた方が良いでしょう。
ですが、人からこう言われたらどう感じますか?
「あなたには利用価値など無い」
人に利用されたくない思っていても、そもそも利用価値が無いと言われると、さらに嫌な気がしないでしょうか?
利用してもらえる人間にならなければ、仕事も人間関係も、何事も上手くいかないでしょう。
起業して上手くいく人は、いかに自分の利用価値を高めるかを常に意識しています。
専門分野の知識や技術を磨くことはもちろんのこと、人脈を増やしたり、面白い話題や珍しいお店、誰も知らない情報の収集に、いつも力を入れています。
あの人と会うと、有意義な時間になる。
多くの人からそう感じてもらえるようになると、付き合う人も選ぶことが出来るようになります。
悪い事を考えている人に上手く利用されることを避けなくても、そんな人が入って来るスキは無くなってしまうでしょう。
一方で、人から利用されることを避けてばかりいてはどうなるでしょう?
「あなたに良い話がある」
「あなたのための思って」
などと、ずるい人達が寄って来るようになります。
良い話のような顔をして近付いて来るものは、ほぼ間違いなく、あなたをずる賢く利用するための話。
結局、このような人たちに捕まり、ただ利用されるだけ利用され、使い捨てにされて終わり。
そして、またさらに、人に利用されるのは嫌だという気持ちが強くなり、もっと上手の悪い人達に食い物にされるという悪循環に嵌ってしまいます。
人に利用されるのが嫌なら。
この人に利用されるのは嫌だな、と感じる人を周囲から排除すれば良いだけ。
悪い人が入り込むスキを無くしてしまうために、味方で周りを固めてしまうこと。
そのためには、人に利用される人間になるため、日々を全力で生きることが大切。
やるべきこと、出来る事には全力を出し尽くす。
出し尽くせば、必ずその後に新しいエネルギーが入って来て、スッキリした爽やかな状態が保たれます。
近付いて来るのも似たような人達。
力を出し惜しみすれば、エネルギーは澱み腐って来ます。
寄って来るのも、やはり同じようにエネルギーが澱み、何かが歪んでいる人達。
幸せを感じさせてくれる人が周囲に集まれば。
人に利用されるのは嫌だという気持ちは、無くなってしまうでしょう。
大切な人たちに、しっかりと利用してもらえる人間になるために。
目の前にあることに、全力を出し切って取り組んでみてはいかがでしょう?