良い情報に触れ、様々な人と交流し、素晴らしい考えが次々と浮かんできたとしても!
ほとんどの人は、そこまでで終わり。
何も形にすること無く、素晴らしいアイデアは、時と共に流れ、いつしか消えてしまいます。
思い当たること、ありませんか?
素晴らしい考えを無駄にしないで、次々と新しい価値を生み出すために、おすすめのトレーニングは?
“長いストーリーを短く圧縮する訓練”
例えば、本を読んだとしたら、いくつかの場面を用いて、一行から二行の文章で表現してみましょう。
週末に、今週の出来事をイメージして、どんな一週間だったか二行程度の文章で表現してみましょう。
月末月初には、一ヵ月を振り返って、二行から三行程度の文章でストーリーにしてみても良いでしょう。
本を要約するにしても、一週間・一ヵ月を振り返ってまとめるにしろ、主要場面をバランス良く取り込んでストーリーにすることが大切。。
これは、情報処理のトレーニングとして行われている方法です。
毎日のように膨大な情報が飛び込んで来る現代では、すぐに情報の渦に飲み込まれて、身動きが取れなくなってしまいます。
一昔前なら、予定が無い休日などは、誰でものんびりと過ごせたもの。
しかし、今の時代は予定が無いと様々な選択肢が入って来て、何もしていないのに何故か忙し過ぎて、逆に何も出来ない。
などのような状態に陥ってしまいがち。
そうしながら、せっかく得た良い情報や素晴らしいアイデアが、全く活かされないまま埋もれ、流されてしまいます。
長いストーリーを、短い文章でまとめ上げる訓練をする目的は。
あちこちに散らばった様々な情報を関連付け、統合する能力を高めること。
この能力を高めることで、日々の行動に迷いが少なくなります。
得られた情報と、思いついたアイデアが統合され、行動に迷いが少なくなると、次々と新しい価値を生み出すことが出来るようになるでしょう。
土曜日に、今週はどんな一週間だったか。
ゆっくりと振り返り、二行程度の文章で表現するトレーニングを毎週続けてみてはいかがでしょう?
最初は、何の意味も感じないかも知れませんが、続けているうちに情報の統合能力の変化が感じられると思います。
ぜひ、参考にしてみて下さい。