一流の人達は、いつでも最後の時を迎える覚悟が出来ています。
こう表現すると、死ぬことを考えているような印象を受けますが、決してそうではありません。
万が一、何かが起きた時のための“リスク管理が徹底している”ということです。
自分の人生で起こり得る、想定できるあらゆるリスクに対して、事前に対処しておくこと。
一流人は、この想定の範囲が驚くほど広いのです。
心身ともに健康で、豊かに生きるための条件として、必ず出て来るのがポジティブ思考。
しかし、悪い未来を想定しないで、良いことだけを考えて幸せになった人など、本当に居るのでしょうか?
私自身には、そんな経験はありませんし、私の周囲にも見当たりません。
ポジティブに思考とは、リスクを無視して何事も突き進むという意味では決してありません。
一流人達はポジティブ思考について、「最悪の事態を全て想定した上で、最高の人生を生きること」だと話します。
ですから、最も大きなリスクである“死”については、準備に一切抜かりがありません。
だからこそ、生きている今を、ますます充実した、リスクの少ないものに変えていけるのです。
「死を考えることは、生を考えることだ」という言葉があります。
自律神経の働きのバランスの観点から見ても、この言葉は正しいようです。
いつでも最後の時を迎える覚悟が出来ると、何があっても、明るく前向きに、後悔の無いように生きようとするでしょう。
自然と人の悪口や不平不満は言わなくなり、心身ともに安定した状態を保つことが出来るようになります。
最も最悪の事態である死に備えているわけですから、この安定は少々のことでは揺らぎません。
決して揺らぐことが無い高いレベルで自律神経が安定している人は、周りの人にも安心と安らぎを与えます。
最後の時を考えるにあたって、年齢や経済的な余裕が有る無しは、あまり関係ありません。
今の状態で、最後の時に備えるためにはどうすれば良いのか?
日々それを追及し実践することで、富を手にするにふさわしい人格が備わり、豊かさが引き寄せられて来ます。
起こり得る最悪の事態を想定して、その時のためにしっかりと準備し、最高の人生を生きてみてはいかがでしょう。
参考にしていただけると幸いです。