印象を上げるポイントとして、首の使い方を身に付けるため、後頭部の意識を高めること。
椅子に座る時は、足を少し後ろの位置に置くことをお伝えしました。
しかし、この2点についても、体のある部分の緊張が強ければ、なかなか上手く出来ません。
その部位とは“足の裏”です。
週末になると、体のあちこちに疲労が出てきます。
特に足の裏の緊張は、全身に影響を及ぼします。
足底部の筋肉は、アキレス腱、ふくらはぎ、太もも、骨盤、腰から背中、首から後頭部、眉毛の上まで筋膜という組織に包まれて繋がっています。
この筋膜に緊張があると、どうしても首や腰にも負担が掛かりがち。
腰痛や肩こりなどの不快な症状も出てきます。
その不快感を和らげるために、不自然でだらしのない姿勢になってしまいます。
こうなると、いくら若々しくシャキっと振舞おうとしても、遠目から見ると全身に現れる疲れた印象は隠せません。
体のあちこちをストレッチしたり、動かしてみてみるものの、どこか硬い場所があれば、その緊張は筋膜を通じて全身に伝わります。
忘れられがちなのが足の裏。
マッサージに行くのも良いのですが、まずは自分で緊張をほぐしてみて下さい。
靴を脱いで、ゴルフボールやピンポン玉があれば、それらを足の裏でゴロゴロと転がしてみましょう。
なければ何でも良いです。
足の裏で踏みつけて、痛気持ち良い刺激を与えて下さい。
何もなければ、足湯で温めたり、温めたタオルで足の裏の血行を良くしてみましょう。
足の裏の緊張がほぐれると、それだけで立った時にしっかりと地面に足がついているような感じになります。
すると、後頭部の意識を高め、首を持ち上げ背筋を伸ばすのも楽になり、遠くにいる人にも良い印象を持たれるようになるでしょう。
ゆっくりと、自分で足の裏を触ってみて下さい。
押さえて痛い場所があれば要注意。
それらは、腰痛や肩こりの原因になるだけでなく、あなたの印象を下げてしまう大きな原因の一つになってしまいます。
一度、チェックしてみることをおすすめします。