どこに居ても目立つ人が居ます。
反対に、いつも人の中に紛れてしまい、居るのか居ないのかわからない人も居ます。
そこに居るだけで、安心感がある人。
姿を見せただけで、場を明るくさせる人。
逆に、みんなを落ち着かない気分にさせる人や、周囲の人を沈んだ気分にさせてしまう人など、様々な人が居ます。
存在感があり好印象を与える人には特徴があります。
その一つが、
“首の使い方”
目は口ほどにものを言う、などの諺があるように、目には大きな力があります。
表情も印象を大きく左右する要素の一つでしょう。
しかし、目や表情は、その人に近付いてみなければわかりません。
遠くに居る人に対しても、印象を左右する大きな要素が“首”です。
首の傾げ方で、人は様々な感情を表現出来ます。
頭と体の微妙な位置のバランスは、少し離れたところに居る人にも、その人がどんな人か何となく感じさせるもの。
存在感があり、好印象を与える人は、みんなこの首の使い方が上手です。
では、印象を上げるためにはどのようにすれば良いのでしょう。
意識すべきポイントは、後頭部で首と頭の付け根にある筋肉。
この部分の筋肉は、目から入った情報を全身に伝え、姿勢を決定する重要な役割を果たしています。
後頭部の意識を高めるということは、それだけ全身での感情表現能力を高めることになるでしょう。
具体的な方法として、後頭部の頭と首の付け根に意識を置いたまま、ゆっくりと首を左右に回します。
重要なポイントは2つ。
1つは、ゆっくりと回すこと。
ゆっくり動かすことで、様々な筋肉が働き意識が高まります。
もう1つは、頭が右を向いている時は、後頭部は左を向くはずです。
この時、目に見えている右では無く、後頭部が向いている左側を意識すること。
次に、ゆっくりと首を上下に動かしてみてましょう。
この時は、目線が上を向く時は後頭部は下を向き、目線が下を向く時は後頭部は上を向きます。
意識は常に後頭部に置くようにして下さい。
これを何度か繰り返すと、重たい頭を首で支える後頭部の筋肉の働きが良くなります。
頭が持ち上がり背筋がピンと伸び、シャキッとした印象を与えるようになるでしょう。
後頭部の筋肉には非常にたくさんの神経が通っているため、首での感情表現が豊かになります。
ちょっと仕草が首にも現れるようになります。
少しだけ嬉しかったり、落ち着いた明るい気持ちの時、無意識のうちに体でその感情を表現するようになるのですね。
それが、遠くから見ている人にも伝わり、好印象を与えることになるのです。
目や言葉、表情をいくら良くしたところで、首の使い方一つで印象を壊してしまいかねません。
反対に、後頭部の意識を高め、首での感情表現が出来るようになると、離れたところに居る人にまで好印象を与えることが出来ます。
あなたがもし、いつも目立てなくて損をしていると感じていたら。
後頭部の意識を高めてみてはいかがでしょうか。
周囲の人達からの印象も変わり、存在感も上がると思われます。