健晃堂

輝きを増し続ける人の習慣

前回は、初心を忘れないということについて、お話しさせていただきました。

“初”という字は、衣に刀と書く。

着物を作るためには、生地に鋏を入れる必要があります。

過去を断ち切る“心”と“行動”を忘れないことが、初心を忘れないということ

年齢を重ねるごとに輝きを増し続ける人の特徴は、ここだと感じています。

どんなに辛いこと、または楽しかった思い出、過去の栄光などに刀を入れ、必要が無いものは切り捨てる。

残った良い部分を使い、新しい自分を創る。

常にこれを繰り返し続けている人。

そんな人は、いつまで経っても輝きを失いません。

常に新しく生まれ変わった自分であれば、他人から見ても新鮮味があるものです。

花瓶に挿したきれいな花も、時が経てば萎れて枯れるもの。

一度枯れた花が、再び活き活きと咲くことはありません。

しかし、花を取り換えてしまえば、その花瓶はいつも美しい状態を保ちます。

花瓶の花を挿しかえるのは簡単でも、人はなかなか自分の習慣や行動を変えることが出来ないもの。

人は安定を求める生き物であり、大きな変化を嫌うためです。

ところが、心地良い環境や、過去の悲しい出来事に浸り続けていると、どうなるでしょう。

きれいな川も流れていれば、いつもきれいなままですが、流れが止まった途端に澱んできます。

人も同じ、毎日少しずつでも変化し続けなければ、澱みが生じて輝きを失います。

少しずつでも変化し続けていれば、年を重ねても輝きを失うことはありません。

むしろ年齢を重ねた分だけ、その輝きは深みを増して来るものです。

初対面の人からの印象も上がるでしょう。

毎日一つは何かに気付き改善しようとする気持ちが、輝き続けるためには大切。

ただし、人は誰でも平等に年を取るもの。

印象を上げる具体的な方法を、次回以降、少しずつお伝えしたいと思います。

15.09.15

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